オイスイです。
この記事では「ドメインパワーとはどんなものか」と「WordPressブロガー初心者向け調べ方と目安」について紹介していきます。
ネットビジネスに参入して情報発信するためWordPressブログを開設して運営をはじめる人が増えていますが、思うように集客できず悩んでいる人も多いようにみえました。
WordPressブログ運営開始数ヶ月程度では理想の集客ができなくて当然です!
ブログにアクセスがない原因はGoogle検索からのアクセス集めがうまくいっていないことですが、Google検索からのアクセスを集めるのは容易いことではありません。

上記の記事でも触れているようにWordPressブログはSEOに強く上位表示させやすいCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。
上位表示させやすいCMS(コンテンツマネージメントシステム)なのは間違いないですが、ドメインパワーが評価されたときに効果を発揮するモノであって運営開始数ヶ月程度では真価を発揮しません。
上位表示しないのは「ドメインパワーが低い」という根本的な原因があるからです。
もしこの記事でドメインパワーの存在をはじめて知ったのであればドメインパワーについての学びを深めてください。
初心者ブロガーを中心に「SEO対策を駆使したら上位表示できる」といった風潮が広まっていますが、ドメインパワーについて知れば間違っていることがはっきりします。
ドメインパワーとは?上げていく必要性とは?
ドメインパワーとはウェブサイトの強さを示す指標です。ウェブサイトのブランド力と言い換えてもよいかもしれません。
どんなウェブサイトにも必ず1つドメインが設定されています。ドメイン(URL)はインターネット上の住所に該当して、ドメインという住所がわからないとたどり着くことができません。よってウェブサイトにドメインは必須です。
とはいえ、今の時代ウェブサイトのドメイン(URL)を直接入力してアクセスする機会はほとんどないでしょう。一昔なら「こちらへアクセス→ドメイン(URL)」といった広告をよく見かけましたが、最近はほとんどありません。
最近のトレンドは「○○で検索!」ですね。特定キーワードで検索してもらい検索結果からウェブサイトを発見してもらいアクセスするのが圧倒的に主流です。
ただし、「○○で検索!」には問題があります。検索結果で上位表示されていないとアクセスしてもらえない問題です。
「○○で検索!」で主に使われるのはGoogle検索になります。Google検索はさまざまなウェブサイトを検索結果に表示するので検索してもらったキーワードで上位表示(最低でも検索結果1ページ目以内)されていないと見つけてもらえない可能性があるのです。
検索結果で上位表示できるかどうかのカギを握っているのがドメインパワーになります。
ドメインパワーはウェブサイトのブランド力に相当するモノです。ドメインパワーが高いと社会的信用・信頼がある証なのでGoogleも「有益性のあるウェブサイト」と高く評価して上位表示してくれます。
社会的信用・信頼のある老舗などはビジネスにおいても強いですよね。ビジネスの世界では資本力の大企業が圧倒的に有利ですが、そんななかで生き残っている中小零細企業は社会的信用・信頼を勝ち取りブランドを武器に細々と経営しています。
WordPressブログを使った情報発信でも大手マスメディアのような非常に強いライバルが多数存在して個人ブロガーなどビジネス最弱者は一筋縄ではいきません。
そんな最弱者であってもドメインパワーを上げWordPressブログにブランド力をつけて小さいながらも社会的信用・信頼を勝ち取ればビジネスは成り立ちます。
社会的信用・信頼を勝ち取るためにもWordPressブログを開設して情報発信をはじめたばかりの初心者はドメインパワーを上げていくことを最優先にやっていかなければいけません。
高いドメインパワーを持つWordPressブログに育てることに成功できたら、あなたが情報発信者として社会的信用・信頼を勝ち取った証拠となります。
ドメインパワーを上げて検索結果で上位表示させる必要性とは
ドメインパワーを上げる目的はWordPressブログの集客効果を高めるためです。
2020年現在は集客するときに
- Google検索
- YouTube検索
- TwitterなどSNS検索
とネット上に限っても複数の集客手段が存在しておりGoogle検索オンリーではありません。爆発的な集客力を考えたら「YouTube検索」や「TwitterなどSNS検索」のほうが優れています。
しかし、YouTubeやTwitterなどSNSはトレンド性(タイムリー)な情報が得意なCMS(コンテンツマネージメントシステム)であり情報の蓄積は得意ではありません。情報の蓄積性(過去の投稿が読まれやすい)はWordPressブログのほうが有利です。
WordPressブログでの情報発信は最新の記事から過去に書いた記事まで満遍なく読んでもらえることにあります。Google検索はあなたの書いたWordPressブログの過去記事も検索結果に表示してくれるのでアクセスを幅広く集めることが可能なのです。
ただし、Google検索は高品質な情報発信しているウェブサイトを優遇し検索結果に表示させます。過去記事をたくさん用意したらアクセスがたくさん集まるとは限りません。

このブログは2019年10月31日にドメインを取得して運営を開始しましたが、Google検索結果に表示されはじめたのは2020年01月下旬になってからでした。
50記事以上投稿しているのに検索結果にまったくでなかったのです。原因は複数ありますが、大きいのはドメインパワーゼロだったことでしょう。
Googleが認めていないドメインパワーゼロのWordPressブログにいくら記事を追加しても検索結果に出てこないのです。
WordPressブログのメリットとなる「過去記事からの集客」を最大限に活かしていくにはドメインパワーも同時にを上げていかなければいけません。
Google検索結果を活用して過去記事からもアクセスを集めていくためにはドメインパワーを上げWordPressブログにブランド力をつけていくことが必要不可欠となります。
SEO対策にドメインパワー上げの即効性なし
Googleに評価されドメインパワーを上げていくためにウェブサイト運営者が実施していく施策をSEO対策といいます。
Googleがウェブマスター(サイト運営者)向けにSEO対策支援ツールとして提供しているのが「Googleサーチコンソール」です。
「Googleサーチコンソール」のヘルプにはSEO対策について次のようにアドバイスしています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。

このブログは2019年10月31日にドメインを取得して運営を開始し、Google検索結果に表示されはじめたのは2020年01月下旬になってからでした。
おおよそ3ヶ月程度経過した段階でようやくGoogleから評価されて検索結果に出るようになったわけです。「通常は 4 か月から 1 年かかります。」に間違いありません。
「SEO対策にドメインパワー上げの即効性なし」です。
初心者ブロガーにオススメ!「Ubersuggest」でのドメインパワーの調べ方・目安
自分の運営しているWordPressブログのドメインパワーの調べ方と目安について紹介します。
2020年現在、ドメインパワーの調べ方でオススメなのは「Ubersuggest」という無料ツール(ウェブサイト)を使った調べ方です。
もともとはGoogleがページランク(Google公式のドメインパワー)を公開しており、ドメインパワーは誰でも閲覧することができました。
しかし、2013年の更新を最後に公開がストップしておりGoogle公式のドメインパワーを知ることができません。よってGoogle以外のSEO業者が公開しているツールを使うしかない状態です。
「Ubersuggest」は評判がよく僕自身も使ってみて正確な評価をしているように感じました。初心者ブロガーでも扱いやすいツールなのでドメインパワーは「Ubersuggest」を基準にするのがよいです。
Googleがページランク(Google公式のドメインパワー)の公開を停止したのはスパムが横行したことによると考えられています。
「新規ドメイン」と「中古ドメイン」の違いについて詳細をお知りになりたいときは下記の記事をご覧になってください。

「Ubersuggest」でのドメインパワー調べ方

「Ubersugges」のページを開くと画像のような画面が出ますので、「ドメインかキーワード入力」の箇所にドメインを入力してください。入力が完了したら「検索」ボタンを押して次に進みます。

しばらくすると調査が終わり結果画面が表示されます。「ドメインスコア」があなたの運営するドメインのドメインパワーです。
「Ubersuggest」でのドメインパワー目安
WordPressブロガー初心者が最初に目安とすべきドメインスコアは5です。
「Ubersugges」を使って僕オイスイが参考にしている独自ドメイン個人運営のWordPressブログをいくつかチェックしたところ5前後となっていました。
独自ドメイン個人運営では5前後が限界のようにみえたので、「Ubersugges」のドメインスコア5を目標として運営していくのがよいでしょう。

ちなみに「Ubersugges」のドメインスコア最大値はTwitterの100のようです。Googleをはじめ世界的企業の運営するドメインは軒並み100となっていました。
最大値が100なのでドメインスコア5は低すぎると感じるかもしれませんが、ドメインスコア5あれば検索結果で上位表示できるだけのドメインパワーとなっていますので問題ありません。
有名人・芸能人みたいにたくさんのファンに囲まれてビジネスをしたいならドメインスコア5では低すぎるといえますが、個人事業者のようなビジネス最弱者はたくさんのファンに囲まれる必要はないです。
「厚利少売」を基本とした稼ぎ方であればドメインスコア5でも十分成り立ちます。僕のメンター(先生)のブログもドメインスコア5ですが、毎月数百万円以上の収益を上げています。
「厚利少売」については下記の記事で紹介しているのでご覧になってください。

2020年現在、MozのDAとPAは懐疑的(当てにならない)
ドメインパワーの調べ方で定番となっているのがMozが提供している「ドメインオーソリティチェッカー」です。僕オイスイも過去に使っていました。
2020年現在、Moz「ドメインオーソリティチェッカー」はオススメしません。

運営開始から1ヶ月程度の段階でドメインパワー(ドメイン機関)を調べてみたら18と出ました。かつてのMoz「ドメインオーソリティチェッカー」なら1ヶ月目でドメイン機関18はありえません。
評価基準が変わったのか正確性に欠けているように感じましたので、Moz「ドメインオーソリティチェッカー」をドメインパワー計測に使うのはオススメできないです。
ドメインパワーを正攻法で上げる3つの基本指標
Google検索は「検索アルゴリズム」というプログラムを使い検索結果の順位を決めています。検索アルゴリズムが順位を決める基準は明かされていませんが、
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出典:11 Things You Must Know About Google’s 200 Ranking Factors
元Googleのスパム対策チームのリーダーであるマット・カッツさんは2009年段階で「ランキングを決める要因は200以上ある」と公表しています。
Google検索アルゴリズムは2009年段階で200以上の指標があると公言しており、10年以上経過しているためさらに増えていることは間違いありません。
ドメインパワーを上げるには200以上あるGoogle検索アルゴリズムで高得点を出せるウェブサイトを構築していかなければならないのです…
当然ですが200以上あるGoogle検索アルゴリズムは非公開となっており、満遍なく加点してドメインパワーを上げていくのは現実的ではありません。
Google検索アルゴリズムには200以上の指標があるのですが、すべてが均等に配分されているわけではなく一定の指標に重み付けがされており、重み付けの高い指標を重点的に対策をしていけば問題ありません。
2020年現在、重み付けの高い指標とされているのは次の3つ。
この3つの指標を意識すれば正攻法でドメインパワーを上げていくことができます。
ドメインパワーを上げる3つ基本指標対策については下記の記事で解説していますので参考にしてみてください。

まとめ
ドメインパワーとはウェブサイトのブランド力です。もっと踏み込んでいえば情報発信者の社会的信用・信頼の度合いともいえるでしょう。
Googleはユーザーファーストを掲げて動いています。Googleからみてユーザーとは検索エンジンを使ってくれる人です。
検索結果にデタラメな情報を掲載するウェブサイトを上位表示させたら検索ユーザーは満足しませんね。本当に社会的信用・信頼がおけるかどうかを判断し、信頼できると判断したらドメインパワーを与えて上位表示させやすくしてくれるのです。
検索結果で上位表示をするためにする施策をSEO対策といいますが、SEO対策を駆使したとしてもドメインパワーが短期間で上昇することはありません。Googleも4ヶ月から1年かかると公言しています。
地道にドメインパワーを上げていくしかありません。
ただし、Googleはドメインパワーに当たるページランクの公開を2013年でストップしており自分でチェックすることができなくなりました。正しくドメインパワーを上げるブログ運営ができているかチェックする手段がない状態です。
完全なドメインパワーの把握はできませんが、無料で使えるツール「Ubersuggest」なら比較的正確なドメインパワー計測ができると高く評価されています。
独自ドメイン個人運営のWordPressブログのドメインパワーで調べたところ「Ubersugges」の平均ドメインスコアは「5」でした。「Ubersugges」のドメインスコア5を目標として運営していくのがよいでしょう。
2020年現在、ドメインパワーを決める重要な指標は次の3つとされています。
この3つの指標は高品質な情報発信をしていけば自然と実現していきます。下手にSEO対策でドメインパワーを上げようとせず情報の質にこだわったブログ運営をしていきましょう。
ブログ運営も「Googleが掲げる10の事実」の1番目にある「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」と同じです。