オイスイ(追水卓)です。
今回はビジネスモデルとはどんな意味か?知れば怪しい副業や儲け話に騙されなくなるというテーマで記事を書きたいと思います。
このブログではあらゆる
副業案件や金融投資(資産運用)案件の
検証をしているのですが、
その大半は「ビジネスモデルが不明確」
という理由で非推奨にしてきました。
では、このビジネスモデルとは
いったいどんな意味なのか?
自分でビジネスをしてお金を
稼ぐようになったら
ビジネスモデルはイヤというほど
耳にするキーワードになりますが
未経験者・初心者だと馴染みがないはず。
怪しい副業案件や投資案件は
未経験者・初心者がターゲットで
騙されやすい傾向にあるので
検証記事で未経験者・初心者に
意味の通じない単語を使って説明するのは
どうかなと思いました。
ということで今回はビジネスモデルとは
どういう意味なのかを明らかにしておこうと
思います。
なお、ビジネスモデルの意味はこれといった定義がなく人によって解釈がバラバラだったりもします。
あくまで紹介するのは僕オイスイ(追水卓)が認識している意味での話となりますのでご了承ください。
ビジネスモデルとはどんな意味か?
ビジネスモデルとはいったい
どんな意味があるのでしょうか?
これについては野村総研のウェブサイトでは次のように解説されていました。
当該ビジネスが、誰に(Who)、何を(What)、どうやって(How)、付加価値を提供し、収益を得るのかが盛り込まれたビジネスの仕組み。
ビジネスモデルとは、商品やサービスなどの付加価値の提供と、それによって得られる収益の獲得の仕組みを指します。あらゆる企業にとって、優れたビジネスモデルを構築することは持続的成長を実現するために必要になります。
出典:https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ha/busi_method
野村総研のウェブサイトの説明では
文章を書くときに意識する5W1Hのうち
- 誰に(Who)
- 何を(What)
- どうやって(How)
の3つを盛り込み明確にすること
と定義づけていますね。
僕がこのブログ内で使っているビジネスモデルという用語も野村総研の説明とほぼ同じ意味で使っています。
「得られる収益の獲得の仕組み」を重要視しており、お金の出所という認識でいるわけですね。
お金を得るには他者から引き寄せるしかない
ぜ僕が副業案件を検証するときに
「ビジネスモデルが不明確」について
言及するのか?
その理由は
お金を得るには他者から引き寄せるしかない
からです。
まず大前提としてお金というのは有限であり日本政府が通貨流通量をコントロールしているので無限に存在するというわけではありません。
今から約10年くらい前に
黒田バズーカというキーワードが
ニュースなどで取り上げられました。
この名前の由来になっているのは
日銀総裁の黒田東彦さんの名字で
日銀総裁には通貨の発行権源があります。
当時の日本は今の円安状況とは
真逆で円高が加速していたことから
日銀が通貨の発行量を増やすために、
1兆円を市場に投入して過度な円高に
なることを防ごうとしたわけですね。
そして日本銀行の総裁は
日本政府が指名することになっているので
実質的に日本政府の関連機関。
このことからもわかるように
日本円の流通量は日本政府が
握っているといっても過言ではなく、
日本政府によってコントロールされている
というのが現状です。
話がそれていきそうなので
戻していきますが、
結局なにが言いたいかというと
お金は日本政府が認めた量しか
流通しておらず
お金を生み出すためには
お金を持っている人から
自分のところに移動してくるように
仕組みを作るしかないのです。
もし本当に自分でお金を生み出す
ことをしてしまったら
それは通貨偽造で犯罪行為になります。
通貨偽造がダメなのは明白の事実ですよね。
ですから、
お金を稼ぐためには他のお金を持っている人の
財布のヒモを緩めてもらい
自分に手渡してもらう方法しかないと
なってくるわけです。
そうなるとどうやって(How)
財布のヒモを緩めてもらうのか?
これこそがビジネスモデルになります。
怪しい儲け話にはビジネスモデルがない
僕はこれまで500件以上の
副業案件を検証してきて
非推奨としてきました。
その非推奨理由の大半は
「ビジネスモデルが不明」です。
たとえば
こちらの副業案件は
スマートフォンをタップするだけで
毎日3万円稼げるといううたい文句で
実践者を募集している案件でした。
たしかに野村総研が提示している
ビジネスモデルの3要素
- 誰に(Who)
- 何を(What)
- どうやって(How)
のうち2つ「誰に(Who)・何を(What)」は
明確になっています。
- 誰に(Who)→あなたに
- 何を(What)→毎日3万円を
ですが最後の「どうやって(How)」に
ついては曖昧となっています。
たしかに「タップするだけ」という
説明があるのでどうやって(How)が
明確になっている印象を受ける
かもしれません。
しかし、
果たしてこれだけの情報で十分でしょうか?
普通なら怪しいと思いますよね。
先ほども触れたように
お金というのは無限に存在するものではなく
他者から自分のところに移動するだけです。
そして価値提供をするなどして
相手の財布のヒモを緩めてお金を
払ってもらったとき自分が儲かります。
価値と価値の交換することで自分のお金を増やすことができる仕組みになっているわけですね。
それを考えるとタップだけで毎日3万円稼げる
という仕組みは不自然さを覚えるはず。
はっきりいってスマートフォンを
タップするだけの作業は誰にでもできる
カンタン作業といえます。
果たしてそんなカンタン作業に
3万円も払って依頼する人がいるでしょうか?
普通に考えたらいないですよね…
3万円も払うなら自分でやったほうが
無駄な経費を使わず済みます。
ですから「タップするだけ」という
Howの説明は完全に不十分であり
ビジネスモデルとして成り立ちません。
実際にこの副業案件は登録をして
検証をしてみたのですが
毎日3万円払ってくれる人(業者)は
存在せず架空の儲け話だとわかったのです。
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ビジネスモデルらしい解説をしている場合もあるので要注意!
副業案件や怪しい儲け話を検証するときに
ビジネスモデルが明確かどうかをチェックするのは
定番となっています。
そのことを反映してなのか
怪しい案件を募集している業者も
最近はビジネスモデルを主張する
ケースも出てきました。
その代表例ともいえるのが
- 業者の従業員が代わりに稼ぐ
- AI搭載のロボットが稼ぐ
といった説明をすることです。
こういった具合に
「ちゃんと働いて稼いでいる人が
いるので怪しくないですよ」
といったアピールをしていることもあります。
たしかに先ほどのタップするだけで
3万円稼げるという話に比べたら
人力やAIロボットがやっていると
説明されているので信憑性が高いような
印象を受けます。
ですが、
ここで冷静になる必要があります。
その従業員やロボットはなにをしてお金を稼いでいるのか?
もし本当に実態のある稼ぎ方なら
従業員やロボットがやっている仕事内容を
しっかりと説明することができるはずです。
しかしながら、
こういった「他人任せでOK」と
アピールしている副業案件や
怪しい儲け話ではそこまで踏み込んだ
説明は基本的にありません。
ありませんというよりかは
実態がないので説明できないのでしょう。
仮に説明されていたとしても
チグハグで違和感のある説明ばかり。
深掘りしていけばいくほど
アラが出てきて怪しくなってきます。
そんなこんなで僕は違和感を拭えず、ビジネスモデルが不明確という理由から非推奨にした副業案件は数知れず…
ビジネスモデルに感情を入れて説明したら怪しい
ビジネスモデルとは端的にいうと
お金を持っている人の財布のヒモを
緩める仕組みです。
ですから機械的で淡々としているもの。
もちろん財布のヒモを緩めるために
感情を揺さぶるテクニックを使うことは
非常に多いですがそれはテクニックの話で
仕組みの話ではありません。
もしビジネスモデルの説明に
感情的要素を含んでいたら
実態のない架空のビジネスモデルで
あることを疑ってもよいです。
よくみかけるのが
「日本経済を思いっきりまわして
社会貢献をする」みたいなもっともらしい
理由を説明してお金稼ぎを代行することを
正当化する事例。
普通に考えたら
そんなお人好しはなかなかいないですよね。
どこの会社も不景気で
会社経営者は「いつ倒産するか」と
ヒヤヒヤしながら毎日過ごしています。
悪質な案件でビジネスモデルを
説明するときはこういった感情に刺さる
ような文言や表現を使い怪しさを
払拭しようとするのが特徴です。
ですがビジネスモデルは基本的に
機械的なので淡々としていないと
いけません。
これはビジネス未経験者・初心者には
なかなか判断が難しい部分ですが
もしビジネスモデルの説明に
「私は慈善事業としてやっている」など
感情にうったえる要素が含まれていたら
怪しいと判断して間違いないでしょう。
ビジネスモデルが破綻していないかは5W1Hで見抜ける
ビジネスでは
「5W1Hを意識して考えよう」と
いわれることがありますよね。
この5W1Hは文章を作成するときの
押さえるべきポイントとして
中学校で習うと思います。
- When:いつ
- Where:どこで
- Who:誰が
- What:なにを
- Why:なぜ
- How:どのように
実はビジネス計画なども5W1Hを
ベースにしていることが多いのです。
この5W1Hに当てはめて
計画書を作成してプレゼンをすれば
相手に納得できる情報を伝えやすいため。
もしお金儲けの話が舞い込んできたときに、案件を5W1Hに当てはめて検証してみると怪しいかどうか見抜くことができたりします。
では、それぞれ詳しく解説してきます。
なお、上記の順番のままですと
説明が前後してしまうため
並び替えて説明する点はご了承ください。
Who:誰が
繰り返しになりますが
お金というのは移動することしかできません。
自分がお金を手にするということは
他のお金を持っている人から自分のところに
移動させるしか方法がないわけです。
ですからお金の出所となる
「Who:誰が」が明確になっていないと
お話しになりません。
胡散臭い儲け話はこの
お金の出所が曖昧にされていることが
非常に多いといえます。
「毎日3万円稼げる!」みたいな
案件を僕は何度もみてきまいしたが
たいていお金の出所が明確にされていません。
お金の出所がなくビジネスモデルとして
破綻している案件が非常に多いのです。
僕からするとお金の出所である
「Who:誰が」を考えればほとんどの
怪しい儲け話は見抜けると考えています。
ですからまずはお金の出所である
「Who:誰が」に注目してみてください。
もし「誰が」が明らかになっていない場合は
架空の儲け話と判断して差し支えないです。
What:なにを
もしお金の出所である「誰が」が
明確になっている場合は
次に「なにを」を考察する必要があります。
お金を払ってくれる人は
無条件でお金をくれるなんてことは
滅多にありません。
自分がなにかをしてあげることで
その感謝としてお金を払ってくれるのが
一般的な流れなのですね。
つまり「相手になにをするか」が
検証ポイントになってきます。
僕がこれまで検証してきた案件で
不労所得をうたっている案件は
「AIが仕事をして稼いできてくれる」
というものを複数みています。
こういった案件は一見すると
ビジネスモデルとして成立していそうですが
深追いしてみると違和感が出てくるはず。
ではそのAIはなにをしているのか?
AIがなにをしてお金を稼いでくるのか
まったく説明がないのです。
もし説明がない場合は怪しいと
判断しても問題ありません。
「What:なにを」が説明できないということは
その仕事をするAIシステム自体が存在しない
可能性が非常に高いためです。
存在しないのですからなにをするか
説明なんてできませんよね。
「What:なにを」が明らかになっていない場合もビジネスモデルとして破綻している可能性が高く胡散臭い儲け話と判断することができます。
Why:なぜ
もし「What:なにを」が明らかになっている場合は
さらに深掘りして「Why:なぜ」を考えてみることが
必要になってきます。
「What:なにを」が明らかになっていたとしても
相手が「お金を払いたい」と思わなければ当然ながら
机上の空論となってしまいますよね。
ただの独りよがりとなってしまうわけです。
つまり「相手がお金を払いたくなる理由」を
突き詰めていくことも欠かせません。
もしここで「これをしてもお金払ってくれないだろう」と思ったなら怪しい案件と疑ってもよいでしょう。
When:いつ|Where:どこで
ビジネスではタイミングが重要です。
よくあるキャッチセールスや
押し売りみたいな方法をとっても
成約に結びつくことはあまりありません。
これは適切なタイミングに
適切なアプローチをしていないためです。
このタイミングを見極めるのが
「When:いつ」と「Where:どこで」。
「今買わないと不幸になるぞ」みたいな
いきなり急かしたり脅しをしてきたら
間違いなく悪徳商法です。
インターネット上でよく使われる
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)や
プロダクトローンチという手法は
「集客→教育→販売」のステップで
商品をセールスしていきます。
このように段階を踏んでいくので
いつどこでどんな仕掛けをするかを
考えて仕組みを構築する必要が
あるわけですね。
よって「いつ、どこで」の
仕掛けるタイミングは重要になります。
インターネット上で出まわっている
胡散臭い儲け話にはプロダクトローンチ形式の
ものが多数あります。
動画1話、2話、3話…といった具合に
徐々に詳細な情報が明らかにされていく
パターンはプロダクトローンチ形式です。
こういった案件は
- 1話では○○を伝える
- 2話では△△を伝える
- 3話では□□を伝える
といった具合に適切なタイミングで
適切な情報を提供する仕掛けとなっています。
このように適切なタイミングで
適切な情報を出すことによって
最終的にセールスする商品が
売れやすくなるわけです。
そのため自分でビジネスを仕掛ける側に
なるときは「When:いつ」と「Where:どこで」の
タイミングが重要になってきたりします。
もし怪しい案件をみかけていきなり「今すぐ買ってください」みたいな急かすようなことをしてきたら怪しいと思ってもらって差し支えないです。
How:どのように
最後に「How:どのように」です。
たとえ「5W」がしっかりとしていても
それを再現することができなければ
当然ながら稼ぐことはできません。
「再現性がない=机上の空論」なのです。
僕がこれまで検証してきた案件には
「How:どのように」が賭けている案件が
たくさんありました。
5Wの仕組みだけ解説しておいて
肝心な「How:どのように」の部分は
「代行業者に丸投げでOK」とまったく
説明されていないことがあったのです。
僕もインターネットビジネスを
かれこれ10年以上やっていますが
「丸投げしてOK」で成功している人を
みたことがありません。
たしかに作業を全部スタッフに
任せて稼いでいる人はいますが
そういった人は指示を出す知識やスキルを
最低限持っています。
というよりももともとは
自分でやっていたことを
スタッフに任せているわけですから
自分自身も経験者であり最初から
丸投げしていたわけではないです。
つまり「How:どのように」を
熟知したうえでスタッフに丸投げして
代行してもらっていることになります。
ですから「How:どのように」が
説明できないということは
現実的にあり得ないわけですね。
もし「How:どのように」が
説明できないとしたら再現性のない
ノウハウと判断してよいでしょう。
しかも代行業者に丸投げでOKという
案件ほど代行業者が誰なのか説明がありません。
代行業者が存在するかどうか怪しく
ビジネスモデルとして破綻している
可能性が極めて高いといえるでしょう。
ノウハウの再現性に関わってくる「How:どのように」が説明されていない場合は机上の空論である可能性が極めて高く実態のない儲け話と判断できます。
ビジネスモデルが不明確な副業案件には近寄らない(最後に)
今回はビジネスモデルがどういった意味があって知れば怪しい副業や儲け話に騙されなくなるというテーマでお伝えしてきました。
本文中でもお伝えしましたが
お金というのは有限で
日本政府が流通量を管理しており
無限に存在するわけではありません。
そのため自分がお金を手にするには
ビジネスをして価値を提供して
その対価としてお金を払ってもらい
自分のところに引き寄せるしかありません。
いかにして自分のところに
お金を移動させてくるか?
この部分が明確になっている案件は
ビジネスモデルがしっかりとある
稼ぎ方で怪しいものではありません。
しかし、僕は副業案件や投資案件を
かれこれ100件以上検証してきて
その大半は「お金の出所はどこ?」
と思えるものばかりでした。
野村総研が提示する3要素に習えば
- 誰に(Who)→あなたに
- 何を(What)→お金を
- どうやって(How)→???
となっており「どうやって」が
全然解説されていないのですね。
たしかにタップするだけとか
従業員やAIロボットだとか
ビジネスモデルらしい説明を
されていることはあります。
しかし、お金の出所は最後まで不明となっており「本当に稼げるの?」と疑わざるを得ないものばかりでした。
この怪しさや不安が払拭されることなく
案件の説明が終了するので
「ビジネスモデルが不明確」という理由で
非推奨としてきたわけです。
こういった怪しい儲け話は
毎日のように登場しては消えてを
繰り返している状況にあります。
まあ、
実態のない架空の稼ぎ方ですから
いくらでも作り出すことはできますので
毎日出てくるのは不思議ではないかと
検証しながら思いました。
逆にビジネスモデルがしっかりと
解説されておりお金の出所が明確な
副業案件はまっとうなものが多いですね。
この怪しい案件とまっとうな案件の
大きな違いはビジネスモデルがしっかりと
存在していて説明されているかどうか。
ビジネスモデルがしっかりと説明されているか
どうかをチェックしたら怪しい儲け話に騙される
ことはなくなるでしょうね。
あとこれは本文中では触れていませんが
ビジネスモデルがまっとうな案件は
知識やスキルを必要とする稼ぎ方です。
僕が推奨しているネットビジネス教材の
アンリミテッドアフィリエイトは
知識やスキルを必要とする稼ぎ方となっています。
逆に怪しい案件は「手軽に稼げる」ことを
アピールして未経験者・初心者を騙して
教材にお金を払わせようと迫ってきます。
ビジネスは自分がお金を持っている人に価値を提供してその対価としてお金を受け取りWin-Winの関係になるものです。
ですから知識やスキルを必要としないものは
基本的に価値提供にもなりませんから
お金を稼げるという仕組みは成り立たないことに
なるわけですね。
もしこれからあなたが自分でお金を稼いでいくと
お考えになっているのであれば知識やスキルは
必要であると認識して欲しいと思います。
こういった簡単操作でできるみたいな
価値提供にもならないことでお金を
稼げるという話はビジネスモデルが
破綻しており架空の儲け話の危険性が高いです。