AIを使い自動で稼ぐという副業案件・投資案件は詐欺が多いので要注意[詐欺を見抜く]

詐欺を見抜く基礎知識・予備知識

オイスイ(追水卓)です。

この記事ではネット上でよくみかける
「AIを使い自動的に稼ぐ」という
案件について僕なりの見解を紹介します。

僕も過去にAIを使ったシステムを
使ったことがありました。

それで稼げたと言えば稼げたのですが
いろいろと振り回されて
最終的に精神的負担が大きくなり
辞めてしまったわけですね。

そのときにAIを搭載した自動売買ツールなどの
実態を知ることになりました。

「詐欺的なインチキシステムが
大量に出まわっているので
購入する場合は注意しよう」
という注意喚起も多数みることに。

僕はもともとAIエンジニアで
システム開発に携わってきた人間です。

そのためプログラミングについての
知識はそれなりにあります。

エンジニア時代の経験から考えても
まだまだAIが人間の代わりに仕事をして
お金を稼ぐ時代ではないなと
考えているわけです。

徐々にAIロボットが浸透して
人間の仕事を置き換えつつありますが
課題は多く残されています。

産業分野でもまだまだなのに
個人で扱えるAIとなれば
浸透するのは当面先になることでしょう。

現時点で出まわっている
AIを使い自動で稼ぐという
副業案件・投資案件は詐欺と
みても差し支えないです。

AIロボットが人間の代わりに仕事をしているのは事実

まずはじめに現実として
AIロボットが人間の代わりに仕事を
しているという事例は登場しています。

2015年に野村総研が発表した
予測情報によると2030年までに
労働者の半数近くがAIによって
失職するという結果を出しました。

出典:https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

この情報が出てからは
「将来AIに職を奪われる人」という
話題がひっきりなしに出るように
なりましたね。

そして2023年現在ではその流れは
着々と進んでいます。

この流れを一気に加速させたのは
コロナ禍でしょう。

コロナ禍によって人との接触が
難しくなったことにより
企業は徹底的な無人化を検討する結果と
なりました。

これで一気にAIロボット導入が
進んだのは間違いないです。

僕は過去に行ったある
焼き肉店では常にロボットが巡回しており
料理の配膳としていました。

受付をロボットがやっているところは
たびたび見ましたが
配膳もロボットがやる時代になって
しまったのです。

ここまでくると本当に
人はオペレーターのような人だけ
いればOKみたいな状況に
なっていくことは明白。

これまで単純労働ではありますが
人間でないとできないという仕事は
たくさんありました。

そういった仕事を請け負う
アルバイトやパートといった人の
働き口があったのも事実です。

ですが、
ここまでAIロボットの精度が
高まってくるとなれば
もはや人間がやるよりもコストが安く
正確に働いてくれる期待が出てきます。

胡散臭い儲け話は
「これからはAIに仕事をやらせる時代だ!」
といううたい文句で募集しているのも
あながち間違いではありません。

知識やスキルを必要としない
仕事をしている人は間違いなく
働き口がなくなっていきます。

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AIロボット導入には膨大なコストがかかる

AIロボットが人間の代わりに
仕事ができるのは事実としてあるのですが

当然ながらAIロボットを導入することへの
デメリットも存在するわけです。

その最大のデメリットが導入コスト。

中国版のAmazonと知られて
転売の仕入れ先として有名なアリババの
例がネット記事になっていましたので
こちらを事例に紹介していきましょう。

出典:https://netshop.impress.co.jp/node/4744

記事によるとアリババでは
年間ベースで2割から3割の
人件費削減効果があるとしています。

この話だけでも
AIロボットがコストカットに
大きく貢献することがよくわかりました。

世界中がAI開発に力を入れている
理由がみえてきます。

ただ、当然ながらこういった
高性能ロボットを導入するとなれば
コストもそれなりに高いです。

アリババが導入したロボットは
1台当たり500万円とのこと。

それを30台導入したので
総コストは1億5千万円…

AIロボット導入最大のデメリットは
コストが膨大であることです。

できることが多いということは
ハイテクな機器を
搭載しているわけですから
高くても仕方がありません。

このあたりは高性能な
パソコンやスマートフォンが
高価になるという理由と同じ。

高性能な機器は高いです。

そう考えるとネット上で出まわっている
AIを使い自動で稼ぐという案件の胡散臭さが
際立ってくるでしょう。

AIを使って自動で稼ぐという案件は
こういった感じで無料モニターとして
募集していることが多いです。

ここまで紹介したようにAIシステムの
導入には膨大なコストがかかります。

そんなハイテクなAIを
無料モニターとして募集するでしょうか?

「損して得を取れ」という言葉あるように
最初は無料で提供しておいて
あとから回収していくという戦略はあります。

ですが、
胡散臭い儲け話というのは
そういった感じもありません。

「あなたは1円も払わなくてよい」
みたいな触れ込みで募集しているわけです。

実際はあとから手数料などを
請求してくるので
「あなたは1円も払わなくてよい」も
ウソの場合が多いですが…

膨大な導入コストがかかる
AIロボットを無料で配るなんていうのは
どう考えも不自然なこと。

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なんちゃってAIが大量に出回っている現実

インターネット上には
なんちゃってAIが大量に
出まわっているのも現実です。

なぜ大量に出まわることに
なってしまったのか?

その理由は多くの人が
AIというものを理解していないことに
原因があるわけですね。

AIというのは人工知能なので
機械学習を利用して仕事を覚えて
自分で判断しながら業務を遂行します。

そのため最小限の指示でも
人間と同じように臨機応変に
行動することができるという
強みがあるのです。

ただ、AIがなにを学習して
どう学習した情報を解析して
仕事に反映していくかについては
ブラックボックスになっていることが
多いといえます。

このあたりが企業秘密に
引っかかってくるので
当然と言えば当然のことですが。

ブラックボックスになっているので
本当にAIを搭載しているかどうかは
利用者から見えない問題があるのです。

アメリカ最大手の証券投資会社
ゴールドマン・サックスは
プロトレーダー600人を解雇して
AIに置き換えたことが話題になりました。

僕は過去にFXの自動売買ツールを使った
稼ぎ方をしたことがあるので
経験していることですが、

金融投資(資産運用)では
過去のチャートの値動きから
将来を予想して売買する
テクニカル分析があります。

このテクニカル分析は法則に従い
機械的にやるのでAIのような
分析を得意とするコンピュータのほうが
正確で早かったりするのです。

そのためゴールドマン・サックス社は
プロトレーダーを大規模解雇して
AIシステムの導入に踏み切りました。

このニュースは世界中を駆け巡り
金融投資(資産運用)はAIにやらせる
時代と定着させることになったのです。

事実が明らかになった2017年末から
徐々にAI搭載を標榜する自動売買ツールが
インターネット上に多数出てくる
ようになりました。

ゴールドマン・サックスの事例を用いて。

ただ、
その大部分はAIなど搭載しておらず
粗悪なものだったとされています。

その理由は先ほども触れたように
ブラックボックスとなっているので
システムが内部でなにをしているか
利用者にはまったくみえないため。

そのため粗悪なシステムであっても
最新のAIを搭載しているとうたい
うまく洗脳すればパッと30万円くらいの
大金を払ってしまうのです。

僕自身も払いましたからね…

AIを使い自動的に稼ぐという案件は
スタートボタンをタップすれば
あとはほったらかしで動きます。

募集する側もスタートボタンを押すだけ
という説明しかしないので
スタートボタンを押したあとに
どうなっていくかはまったく不明。

知識やスキルはもちろんのこと
システムがなにをしているかも
わからないまま自分のお金を
運用させることになるのです。

このブラックボックスを悪用して
実際はAIなどまったく搭載していない
システムが「AIを搭載している」と
ウソをついて出まわることになったのです。

金融投資(資産運用)で詐欺が
増え続けている最大の理由は
ポンジスキームもありますが、

AIを使った自動売買で稼ぐという
システムが浸透していることもあるでしょう。

関連記事

AIを使い自動で稼ぐという副業案件・投資案件はたいてい詐欺(最後に)

AIを使い自動で稼ぐという
副業案件・投資案件はたいてい詐欺と
判断して差し支えありません。

本文中で紹介したように
AIロボットを導入するには
膨大なコストが必要です。

現時点で個人がAIを使って
どうこうという状況にありません。

最先端のAIとして名を馳せた
ChatGPTも文章を自動生成したり
イラストを描くといったことに
留まっていますよね。

個人で扱えるAIというのは
こうしたどちらかというと
娯楽的な部分が大きく、

AIがお金を稼ぎ出すという
ところまではきていません。

ロボット掃除機のように
特定の仕事に特化したものは
出ていますが、

なんでもできる汎用性のある
ロボットの登場は当面先でしょうね。

ちなみにゴールドマン・サックス社は
トレーダーを解雇したあと
AIシステムによる自動売買を進めてきましたが、

業績は悪化しているらしく
再度プロトレーダーの雇用をしている
という情報もあります。

まだまだ、完全にAIだけで
仕事をまわすというのは
難しいようにみえます。

どちらにしても
世界のトップレベルが
「AIだけでOK」という状況に
なっていませんから
個人では遠い未来の話です。

今、自分で稼ぎたいなら
知識やスキルを磨いて
やっていくしかないでしょう。

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