プライベートバンカーとはどんな職業か?資格や偽者の見抜き方などを勉強してみた[詐欺を見抜く]

詐欺を見抜く基礎知識・予備知識

オイスイ(追水卓)です。

この記事ではプライベートバンカーについて
自分なりに勉強したことをまとめました。

というのも僕がこれまで
検証してきた金融投資(資産運用)で
稼ぐ案件には元プライベートバンカーと
いう人が発起人になっている案件が
複数あったわけです。

それでプライベートバンカーという
名前は知っていたのですが
いったいどういった仕事をしている
人かよくわかっていなかったのです。

その人について調べてみても
プロフィールにあるような
経歴がまったく確認できず
本当に実在しているかどうか
怪しい人ばかりでしたからね。

実在するかどうかわからない人なので
どんな活動をしているかもわかりません。

ずっとプライベートバンカーという
職業が僕のなかでは得体の知れない
存在となっていたのです。

さすがに投資案件の検証をするうえで
知らないのはマズいかなと思ったので
今回勉強しようと思った次第。

勉強してみてどんな仕事を
しているかなんとなく掴めてきました。

ただ、
勉強した内容をお伝えするだけでは
あまり意味がないと思ったので
偽者の見抜き方についても調べています。

どうやらプライベートバンカーは
知名度がないことから偽者も
たくさんいるようなのです。

とくに今の日本は「貯蓄から投資へ」と
いうスローガンで金融投資に前向きな人が
増えている状況にあります。

プライベートバンカーと称する人物が
あなたの資産を狙っている可能性も
否定できなくはありません。

知って損はない知識となるはずなので
参考にしていただければ幸いです。

プライベートバンカーとは?

プライベートバンカーとは
どんな仕事をする人なのかですが
ざっくりいうと富裕層を相手に
資産運用をするプロフェッショナル
とのことです。

一般的に預金額が1億円以上ある
富裕層を相手にオファーを出して

  • 銀行
  • 証券
  • 信託
  • 保険
  • 不動産
  • 税金
  • 相続

などなどあらゆる金融資産を
一括で預かり運用して
顧客の資産を増やしたり
守ったりする仕事をすると
説明されていました。

日本ではあまり認知されていない
職業だったそうですが
リーマンショックや東日本大震災など
立て続けに金融市場を揺るがす
騒動が起きたことにより注目が集まり

さらに2020年に発生した
コロナショックによって
今後もこういった大きな出来事に備えて
利用者が急増しているとのことです。

これまで検証してきた案件で
海外で活躍したプライベートバンカーと
称する人たちは富裕層の資産を○億円増やした
みたいなアピールをしていました。

富裕層向けの資産運用をして
お金を増やすようなイメージはありました。

ですが、どうやらそれだけの留まらず
保険の見直しのようなファイナンシャル
プランナーのやるような仕事や

税金対策のような税理士のやるような
仕事までも全部引き受けてやる
お金の総合スペシャリストみたいな
職業だと思いましたね。

プライベートバンカーは
高い知識やスキルを必要とするのは
もちろんのようですが
一番重要なのは顧客との信頼関係。

富裕層というのは常に
お金を狙われている存在なので
信頼関係の構築が非常に難しいようです。

そう簡単には信頼関係を
構築することができません。

そのため
金融の知識やスキルに加えて
高いコミュニケーション能力も
求められるとのことです。

専門知識だけでなく人間力みたいな
部分も問われるのがプライベートバンカー
という職業とのこと。

僕がこれまで検証してきた案件には
元プライベートバンカーと称する人が
何人か登場していました。

そういった人は調べてみても
実績情報などがまったくなく
実在するか怪しかったのですね。

プライベートバンカーは
信頼が第一とわかりました。

まったく情報のでない
プライベートバンカーは
怪しいとみても差し支えない
感じがありますね^^;

プライベートバンカーの報酬・収入

僕が検証してきた案件にでてきた
プライベートバンカーは誰もが
相当な資産を持っていることを
アピールしていました。

富裕層を相手に資産運用をするので
報酬額も飛び抜けている感じが
容易に想像が付くのですが
どれくらい稼げるのか調べてみることに。

調べてみたところ
プライベートバンカーの報酬は
少々特殊な方法で支払われている
ことがわかりました。

プライベートバンカーに支払われる
報酬の算出方法ですが
どうやら投資金の1%が相場と
なっているようです。

先ほどプライベートバンクは
1億円以上の預金額のある
富裕層に対して実施
していくと
紹介しました。

仮に1億円全額を元手金として
運用するとしたら1%の報酬だと
月収100万円となります。

日本で活動するプライベートバンカーの
年収は調査されておらず不明とされていますが
エコノミストが近い職業なのでそれくらいの
年収を実現していると予想されています。

エコノミストの年収が850万円くらいなので
プライベートバンカーもそれくらいの
年収を手にしていると予想されていました。

ですから平均月収は70万円。

日本の平均月収が30万円なので
その2倍くらいは稼いでいるという
計算になるでしょうか。

医者や弁護士が月収100万円くらいなので
それよりは低いみたいです。

そう考えると自身も富裕層なのか
どうかというのは怪しい感じがありますね…

とはいえ元手金の1%が報酬となる仕組みなら
元手金が多ければ多いほど報酬も増えます。

それこそ大富豪を相手に
プライベートバンカーとして活動すれば
投資金だけでも数億になるでしょうから
自身の年収も億単位になる可能性は
十分あるでしょう。

僕が検証してきた案件に登場した
プライベートバンカーはそういった
大富豪を相手にビジネス展開
してきたのかもしれません。

プライベートバンカーの資格

プライベートバンカーになるには
資格が必要かどうかについても
調べてみました。

調べてみたのですが
あまり有力な情報がありませんでした。

まあ、プライベートバンカーは
富裕層を相手にビジネスをする
人なので一般層には無縁の存在。

情報がなくても仕方がないですね。

ただ、日本証券アナリスト協会が

  • PBコーディネーター(初級)
  • プライマリーPB(中級)
  • シニアPB(上級)

という3つの資格試験を実施しているらしく
プライベートバンカーの資格は存在するようです。

最近は大手銀行を中心に
プライベートバンカーを採用して
プライベートバンク市場への参入が
活発になっているようなのです。

そのときプライベートバンカーとしての
知識やスキルがどれほどあるかのチェックとして
こういった資格の有無をみているとか。

なので医者や弁護士みたいに
資格がないと活動できないという
ことはないらしく、

あくまで採用するときの技能証明的な
資格として位置づけられているようです。

先ほども紹介したように
プライベートバンカーは富裕層の
金融投資(資産運用)を一括で
担う仕事になります。

この技能があるかどうかを
問うのが一番難易度の高いシニアPB。

出典:https://www.saa.or.jp/pb/license/data/index.html

日本証券アナリスト協会の
発表によると初級のPBコーディネーターと
中級のプライマリーPBは合格率が60%台
あるのに対して上級のシニアPBは20%台。

中級と上級には非常に高い
ハードルがあるようなのです。

シニアPBは富裕層に対して
直接アドバイスや資産運用の計画書を
提案するレベルに到達しているかどうか
問う試験内容とのこと。

プライベートバンカーとして
独り立ちできるレベルの知識やスキルを
求められるのでハードルは高いでしょうね。

ある意味、プロの
プライベートバンカーとして活動するなら
このレベルが求められるということ。

予想はしていましたが
相当高いレベルの知識やスキルを必要とする
職業であることは間違いないでしょうね。

偽プライベートバンカーの見抜き方

このプライベートバンカーなのですが
どうやら偽者もたくさんいるらしく
詐欺事件が多発しているようです。

プライベートバンカーは
基本的に富裕層を相手にビジネスを
展開するのであまり馴染みがないかも
しれませんが富裕層の間では
注意喚起が行われていました。

僕も金融投資系の案件の
検証をしていて海外で活躍した
プライベートバンカーが
日本に戻ってきて活動している
という案件をいくつもみてきました。

そのため偽者の
プライベートバンカーがいるというのは
なんとなく想像が付きます。

最近は「貯蓄から投資へ」という
国家スローガンで金融投資に
興味を持つ人が増えているように
思えます。

そして金融投資(資産運用)を
巡ってトラブルになったり
詐欺で逮捕者が出るなどなにかと
ニュースをみる機会が増えました。

僕もお金を稼ぐ系の情報発信を
するまではプライベートバンカーの
存在すら知りませんでした。

多くの人はプライベートバンカーとは
なにかよくわかっていないかと思います。

偽者プライベートバンカーの
見抜き方について調べましたので
ご紹介しておきます。

金融商品取引業者として指定されているか

本物のプライベートバンカーかどうか
見抜く一番効果的なポイントとなるのが
金融商品取引業者として指定されているか
どうかをみることです。

「金融商品取引業者」とは
金融庁が金融商品を扱って
ビジネスすることを許可している
業者のことをいいます。

金融商品取引業者の対象となるのは
銀行や証券会社や仮想通貨の取引所の
ような金融商品を直接扱う業者はもちろん、

プライベートバンカーのように
金融商品の売買を代行したり
アドバイスするような職業の人も
対象となっているのです。

さらにはFXや仮想通貨などの
自動売買ツールを販売するような
業者も含まれているとか。

そのため金融投資(資産運用)に
関係する内容の業務があれば
例外なく金融商品取引業者として
金融庁から許可をもらわないとできないのです。

僕がこれまで検証してきた案件では
海外で活躍したプライベートバンカーが
日本に帰国して活動を開始したという
設定の人がたくさんいました。

プライベートバンクはスイス発祥なので
海外で活動しているプライベートバンカーも
たくさんいます。

ただ、金融商品取引法によって
金融商品取引業者として許可を
もらっていないと日本国内で
営業活動することができないと
法律で決まっているのです。

つまり
海外で資格を認可されていたとしても
日本で金融商品取引業者として認可が
なければ違法操業となります。

こちらの記事でも紹介していますが
金融商品取引業者は金融庁のサイトで
業者一覧が公開
されており調べることが
容易にできるようになっています。

もしこの一覧のなかに業者名は
プライベートバンカーの本名が
なかったとしたら偽者である
可能性が非常に高いと判断が可能です。

シニアPB(上級)を保有しているか

シニアPB(上級)を保有しているか
というのも判断基準のひとつと
なってくるでしょう。

ただし、プライベートバンカーに
関する資格は2013年にスタートした
ばかりの新しい資格となっています。

まだ歴史が浅いためすべての
プライベートバンカーが
所有しているというわけではなく
これからプライベートバンカーを目指す
という人が中心となっているとか。

シニアPB(上級)は難易度が
相当高いようで合格するのが
難しい資格でもあります。

プライベートバンカーは
信頼関係を構築して
実務ができれば資格なしでも
できるようになっていますので
経験者がわざわざ取得する必要もない
という事情もあるでしょう。

ということで偽者を
見抜くという方法としては
現時点では弱いかも知れません。

ですがこの記事を執筆している
2023年時点では10年の歴史があり
今後はシニアPB(上級)は必須の
資格となってくるでしょう。

シニアPB(上級)を所有する
プライベートバンカーが
どんどん増えていくことになるはず。

そうなればシニアPB(上級)を
保有しているかどうかで
偽者か判断が付くようになっていくと
思われます。

もし怪しいと思ったら
シニアPB(上級)の資格証明書などを
提示してもらうよう要求すると
よいかもしれません。

知識やスキルが不要とアピールしている人物

これは僕が独自に考えた見抜き方です。

先ほども触れたように
プライベートバンカーの知識やスキルを問う
資格試験がありそのなかで上級の
シニアPBは合格率20%と難関資格となっています。

このことからもわかるように
金融投資(資産運用)というのは
幅広い知識が必要ですし
投資スキルも求められる世界です。

僕も過去にFXを実践したことがあり
金融投資(資産運用)について
勉強したことがあります。

金融特有の難しい専門用語に
頭が痛かった記憶がありまますね^^;

つまり金融投資(資産運用)は
それだけ難しい知識やスキルを
必要とする世界なのです。

そんな世界の最高峰にいる
プライベートバンカー。

知識やスキルがなくても
稼げるなんていうでしょうか?

どう考えても不自然ですよね。

プライベートバンカーは
富裕層との信頼関係構築が
重要な職業です。

「金融投資なんて簡単」
というプライベートバンカーを
信頼して資産を預けるでしょうか?

「タップするだけで稼げる」
みたいな案件に関わっている
プライベートバンカーは
ほぼ偽者とみてよさそうです。

プライベートバンカーにお世話になることはないかも(最後に)

今回は
プライベートバンカーについて
調べてみました。

プライベートバンカーは
富裕層と信頼関係を構築できれば
とくに資格がなくても職業として
活動することはできそうです。

ただ、技能があるかどうかを
証明する資格試験が2013年に
できたことがわかりました。

大手銀行をはじめとして
プライベートバンカーを採用して
あたらしいビジネスチャンスを
作ろうと模索しているらしいです。

もしプライベートバンカーに
なることを目指すなら
こういった資格を取得することが
望ましいとわかりました。

この資格で一番高いレベルを
求められるシニアPBについては
合格率が20%と非常にハードルが
高いこともわかりました。

出典:https://www.saa.or.jp/pb/license/data/index.html

つまり高いレベルの
知識やスキルを求められる
職業となっているわけです。

僕がこれまで検証してきた案件で
プライベートバンカーと称する人が
関わっていた案件はどれも
「知識やスキル不要」というもの
ばかりでした。

本物のプライベートバンカーなら
金融投資(資産運用)の難しさを
熟知しているはず。

「知識やスキル不要」なんていわないでしょう。

プライベートバンカーは
知名度がないことから偽者が
多くで回っているともされています。

「知識やスキル不要」という
アピールをしているプライベートバンカーは
偽者とみて差し支えないのかなと思いました。

最近はポンジスキームのような
胡散臭い儲け話が本当に多いので
ホイホイお金を預けるようなことは
危険性が高いです。

プライベートバンカーには
偽者も多いらしく金銭トラブルに
発展しやすいので注意したほうが
よさそうに感じました。

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