「稼げるスマホ副業」とうたう案件に潜んでいる危険性(リスク)について勉強しよう[詐欺を見抜く]

詐欺を見抜く基礎知識・予備知識

オイスイ(追水卓)です。

この記事では「稼げるスマホ副業」と
うたう案件に潜んでいる危険性(リスク)

ついてお伝えしていきます。

僕はこのブログでスマホ副業案件など
ネットで稼ぐ方法について多数の案件を
検証してきました。

この記事執筆時点では500件以上の
検証をしてきているわけですね。

そのほぼ全部が胡散臭い儲け話で
どれも稼げるようになる感じが
ないものでした。

それで稼げないだけならまだマシですが
なかには今後トラブルの引き金になりそうな
危険性(リスク)ある案件もあったのです。

ですから、安易にスマホ副業に飛びつくのは
どうかなと思いますね。

最近は副業気運の高まりから自分で
お金を稼ぐことに前向きな人が
増えているのは事実としてあります。

その流れを悪用していろいろと
悪巧みをしている人がいることも
忘れてはいけません。

この記事ではそういった
悪巧みに引っかからないよう注意喚起する
目的で作成しています。

ここで紹介する内容を把握しておき
副業選びに役立てて欲しいと思います。

個人情報が漏れる危険性(リスク)

スマホ副業で一番懸念されるのが
個人情報が漏れ出す危険性です。

たとえば僕が過去に非推奨にした案件で
「GOING」というスマホ副業があります。

株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)

株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)

このGOINGというスマホ副業案件ですが
募集ページでは「ワンクリックで稼げる」という
スマホ副業ではよくあるうたい文句で
募集されている案件でした。

株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)

募集ページの指示通り進めていくと
最終的にツールを受け渡しするため
個人情報の提供を求めてきたのです。

株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)
株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)
株式会社greed【GOING】配当金案件は怪しい!名簿業者の個人情報不正入手の疑い(河村一志)

通常ですとこういった個人情報を
収集するフォームには
プライバシーポリシーなどを明記して

個人情報をどのように扱うかを
入力者に提示して安心感を与える
必要があるわけですね。

しかし、GOING案件には
プライバシーポリシーなど
個人情報の取り扱い方法についての
明記がまったくありません。

つまり提供した個人情報が
どのように使われるかまったく
わからないのです。

インターネット上には
名簿業者がいて個人情報を
不正入手したうえで第三者に
販売するビジネスも存在します。

名簿業者(めいぼぎょうしゃ)または名簿屋(めいぼや)とは、氏名・性別・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード番号といった、個人を特定できる情報(個人情報)をファイル(データベースまたは紙媒体の名簿など)として整理し、検索できるような状態にまとめた形にして販売する者。

出典:名簿業者 – Wikipedia

この代表的な例となっているのが
2014年にベネッセ個人情報流出事件。

ベネッセ個人情報流出事件(ベネッセこじんじょうほうりゅうしゅつじけん)とは、2014年7月9日に発覚した、「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」を運営する、通信教育の最大手企業であるベネッセコーポレーションの個人情報流出事件。流出した顧客情報は最大で3504万件に及ぶ。

出典:ベネッセ個人情報流出事件 – Wikipedia

ベネッセの顧客情報が外部に漏れ出して
見知らぬところからダイレクトメールが
やってくるようになったと問題となった事件です。

出典:ベネッセ個人情報流出事件 – Wikipedia

この事件はのちに犯人が特定されて
処罰されているわけですが
供述によると次のように言っていました。

金がなくて生活に困っていたので、名簿業者に複数回売却した。総額は数百万円になった

出典:ベネッセ個人情報流出事件 – Wikipedia

名簿業者に個人情報を売って
お金を手にしていたわけですね。

このように個人情報を売って
お金を手にする悪巧みをする人は
インターネット上にも存在します。

ベネッセの件は外注していた
システムエンジニアが起こした事件ですが
GOING案件のように個人情報入力フォームを
用意して待ち構えていることもあります。

GOING案件を扱っている業者は
実態があるかどうかわからない会社だったので
名簿業者の疑いが強いです。

個人情報は個人情報法護法によって
守られているので不正入手したうえで
販売する行為は犯罪になります。

よって身元を隠して個人情報を
入手しているスマホ副業があれば
名簿業者が個人情報を不正入手する
目的で運営している疑いが強いと
いえるでしょう。

「稼げそうだから」と安易に
個人情報を提供してしまうと
どんな悪用をされるかわかりません。

「簡単に稼げる」という触れ込みだと
興味本位で登録する人もいるでしょう。

しかし、こうした安易な行動が
あとからトラブルの引き金になる
危険性がありますので注意が必要です。

名簿業者が個人情報を不正入手している
疑いのある案件はこちらを参考に。

闇バイト(裏バイト)に引っかかる危険性(リスク)

これもニュースなどでさんざん
取り上げられている話かと思いますが
闇バイト(裏バイト)に引っかかる危険性(リスク)。

詐欺事件の受け子として逮捕される
若い人があとを絶ちません…

闇バイトの特徴はとくにかく
報酬額が高額に設定されていること。

アルバイトなのに日給5万円みたいな
異常な金額で募集されていることがあります。

闇バイト自体はスマートフォンだけで
完結するというものは少ないので
どちらかというとリアルバイトですが
スマホ完結の闇バイトもあります。

それが「住所貸しバイト」というもの。

住所を依頼者に貸して
郵便物を受け取るバイトです。

出典:https://contents.jobcatalog.yahoo.co.jp/qa/list/131481758/

住所貸しのアルバイトは
2004年時点では存在していたようですね。

本人が受け取るとマズいようなものを
代わりに受け取るというバイトなので
募集時点でまともなはずがありません。

ですが、住所貸しの闇バイトは
高額報酬が設定されていることが多く
学生を中心に安易に手を出して
なにかとトラブルになることあります。

さらに住所を貸してしまったがために
その後、勧誘やいたずらの被害に
あっている人もいました。

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11169521826

どうやら一度やってしまうと
抜け出すのが大変なようです。

自分の住所を貸すわけですから
先ほど触れた個人情報の漏洩にも
関係してくること。

「稼げるから」という安易な理由で
あとからトラブルの引き金になる
危険性がありますので注意が必要です。

詐欺にあう危険性(リスク)

スマホ副業で最も多いトラブルが詐欺。

スマホ副業の多くは「無料モニター」という
名目で募集されていることが多いです。

ですああくまで無料モニターなので
あとから正規会員になる手数料などを
要求してくるのがお決まりのパターン。

まず10日間ほどの無料モニター期間を
儲けて体験をしてもらいます。

そして体験して「実際に稼げる」と
実感してもらうわけですね。

もちろん、本当に稼ぐことが
できているなら問題ないのですが
大抵は稼げていません。

画面上に金額を表示して
稼げているように装っているだけで
実際は1円も増えていないわけです。

ですが、システム関係に知識のない人は
稼げているように錯覚してしまいます。

そして最終的に
「稼いだお金を出金するには
手数料を支払ってください」

といった具合に金銭を請求してきます。

こういった詐欺案件は足取りが
つかないようにギフトカードなど
別の金券で要求するケースが多いです。

最近ですとAppleギフトカードによる
支払を要求してくるケースが多いですね。

AppleギフトカードはApple関連の
ストアでしか使えないギフトカードなので
それ以外で請求された場合は詐欺であると
Apple公式サイトでも注意喚起されています。

出典:https://support.apple.com/ja-jp/gift-card-scams

スマホ副業ではこのように無料を装っておきながら
最終的に金銭を要求する詐欺が非常に多いです。

僕のブログにも詐欺被害の報告が
寄せられています。

詐欺案件が横行していますので
ぜひとも注意してみてください。

怪しいスマホ副業の判別法については
別記事で解説していますので
そちらをご覧になってください。

フィッシング詐欺の疑いのある案件は
こちらにまとめてありますので
どういった誘導をしてくるか事例を
見たい方は参考にしてみてください。

稼げるスマホ副業とうたう案件はどれも怪しい(最後に)

僕はこれまで稼げるスマホ副業とうたう
案件を500件以上検証してきました。

そういった案件はたいてい
スマートフォンをタップするだけで
○万円稼げるみたいな手軽さを
アピールしていることが多いです。

実際にスマートフォンでできることは
パソコンに比べると限られますので
手軽に実践できるのは間違いありません。

ですが、ビジネスモデルについて
解説している記事でも触れているように
自分がお金を手にするということは
反対側に払う人がいるということ。

スマートフォンをタップするみたいな
誰でもできる作業にわざわざ
何万円と払って頼む人はいるでしょうか?

はっきりいって人に頼むくらいなら
自分でやったほうがよいと考える人が
大半のはず。

先ほど紹介した住所貸しバイトみたいに
明らかにまずい状況でもない限り
タップ程度の作業に何万円ものお金を積み
頼むことはないです。

これはビジネスをするにしても
金融投資(資産運用)をするにしても
共通していえることですが

自分でお金を稼ぐためには
知識やスキルを磨かなければいけません。

自分が知識やスキルを使って
誰かのために貢献することで
貢献した人から対価をもらうのが
基本の流れとなっています。

ですから
自分が価値を提供していないのに
お金を手にするという仕組みが
あり得ないのですね。

「稼げるスマホ副業」とうたう案件には
危険性(リスク)が潜んでいます。

ご注意ください。

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