オイスイです。
この記事では物販系アフィリエイトで起こる報酬キャンセルについて解説します。
アフィリエイトした商品が売れると
とても嬉しく舞い上がってしまうと思いますが、
実はこの段階では銀行口座にお金が振り込まれる
とは限らないのです。
実際に商品が売れたら一定期間保留状態になり
「本当に報酬を支払うかどうか?」
を審査したあとに報酬支払が確定して銀行口座に
入金されるという流れになります。
そしてこの保留期間に不適切と判断された場合は報酬がキャンセルされて入金されなくなるのです…
この記事ではアフィリエイトした商品が売れたあと
どういった手順を踏んで最終的に銀行口座に報酬が
振り込まれるのか仕組みなどを解説しながら、
物販系アフィリエイトでよくあるキャンセルについて
解説していきますので参考にしてみてください。
報酬キャンセルは物販系アフィリエイトに取り組むのであれば、絶対に知っておきたい知識なので解説していきます。
【追記】
2023年10月1日の法改正で
ステマ規制がはじまりました。
このステマ規制はアフィリエイターへの
罰則はないものの違反行為をしたら
広告主が代わりに罰則を受けることになります。
もしステマ規制に準拠しない
アフィリエイト活動をしていると
判断された場合は報酬キャンセルはもちろん、
最悪の場合は提携を解除されて
報酬が全額没収されるという
可能性も否定できません。
報酬キャンセルについては
頭にしっかりと叩き込んで欲しい
知識となりました。
物販系アフィリエイトには報酬キャンセルとは?
まず、物販系アフィリエイトの
報酬キャンセルがどんなものかについて
理解を深めるには、
実際に商品が売れて
売上が立ったあとどのような手順で
最終的に銀行口座へ入金されるかの
流れを知らないといけません。
最初に流れをご紹介します。
物販系アフィリエイトでは
- 報酬発生
- 報酬保留(報酬キャンセル判定期間)
- 報酬確定(入金待ち)
の3段階となっているのが一般的です。
最初の「報酬発生」とは
あなたの紹介している商品が
実際に売れたときのことです。
あなたが「商品が売れた!」ということを
実感するのが報酬発生になります。
そして報酬発生したらすぐに次の
「報酬保留(報酬キャンセル判定期間)」
へと入っていきます。
たとえばエステサロンなどの契約では
申し込みがあった段階で報酬発生と
なるわけですが、
あくまで報酬発生時点では「予約」なので
まだ完全に売れた状態ではないのですね。
ですから申し込みした人が
実際に店舗を訪れるかどうか確定するまで
保留となります。
実はエステサロンの予約ではドタキャンが
多いらしく報酬キャンセルが起こりやすい
という話も聞きます。
アフィリエイトは成果報酬なので
実際に売れた段階で報酬が確定するので
「予約だけして終わり」では成果になりません。
こういったことを見極めるために報酬保留(報酬キャンセル判定期間)が存在するということです。
保留期間は案件によってバラバラなので
一概にいえませんが
だいたい30日前後保留されて承認となるか
キャンセルとなるかが決まります。
僕の経験ですと物販系アフィリエイトをしていたときは保留が承認されるまで30日くらいかかっていた印象です。
もし保留期間にキャンセルとなったら
報酬は取り消されて支払われません。
これは初心者アフィリエイターあるあるなのですが
「今月は10万円も儲かった」と派手に買物をして、
あとから半分くらいの報酬がキャンセルされてしまい
「やってしまった」と後悔することがあります。
ですから報酬確定するまでじっと待ちましょう。
物販系アフィリエイトで報酬キャンセルとなる主な3つの理由
報酬キャンセルとなる主な理由は次の3つです。
- 不正・いたずら目的の購入
- 定期契約の縛り期間内解約・返品
- すでに商品購入をしている人の再購入
不正・いたずら
キャンセル理由で非常に多いのが
「不正・いたずら」です。
アフィリエイト案件ほ大半は
美容に関係するもので、
化粧品の他にエステサロンの
予約案件もたくさんあります。
エステサロンの予約段階は無料なので
「とりあえず予約」して
当日来店しない人がいます。
ドタキャンする人が非常に多いのです。
エステサロン案件であれば
予約が入った段階で報酬発生となりますが、
報酬確定となるのは実際に予約日に
来店したことが確認できたあとになります。
来店日まで報酬保留となり
ドタキャンされればキャンセルとなる流れです。
他にも商品を発注しておきながら
受け取り拒否して強制返品された場合も
不正となり報酬キャンセルとなります。
これは犯罪なのですが、
他人の名前と住所を使って
勝手に商品を注文するいたずらもあります。
いたずら目的の注文もキャンセル対象です。
定期契約の縛り期間内強制解約
アフィリエイト商品の多くは
定期コース契約を条件としています。
定期コースとは毎月決まった日に
同じ商品が送られてくるシステムです。
化粧品は使ってみて「よい」と感じたら
長期使用することになりますね。
ただ毎回購入するとなれば
手間となりますので定期コース契約を用意して
毎月自動発送する仕組みにしているのです。
これで「あ、買い忘れた」ということを防げるわけですね。
ただし、
定期コース契約には解約できない
縛り期間があります。
化粧品業界では
「3ヶ月使ってようやくよさがわかる」
という共通認識があるので、
最低3ヶ月の定期契約を条件としていることが多いです。
基本的に縛りのある
3ヶ月間は解約されにくいのですが、
肌トラブルなどを理由に定期縛り期間内に
解約・返品する人が一定数います。
業界にいた人に聞いたのですが、解約理由が「肌荒れ」だと拒否することもできず解約不可期間であっても例外として受け付けるようです。
このように定期縛り期間内に
強制解約された場合は
報酬キャンセルとなります。
同じ商品のリピート購入
アフィリエイトでは基本的に
初回購入のみ報酬対象となっており
過去に購入した商品を再度購入した
場合はキャンセルとなります。
アフィリエイト商品は通販が
前提なので購入履歴がしっかりと残っており、
過去の購入履歴と照らし合わせれば
再購入かどうかわかるのです。
ですから再購入をキャンセルできるのですね。
たまにアフィリエイトサイトをブックマークしておいて毎回アフィリエイトリンクから予約ページへ移動して予約する人がいますが、その人の購入はリピートになるので全部キャンセルとなります。
意図的にキャンセルをする悪質な広告主もいる
物販系アフィリエイトの
闇の部分になるのですが
悪質な広告主もいるので
この話も覚えておいてください。
悪質な広告主とは
先ほど紹介したような
報酬キャンセルの理由がないのに、
「報酬を払いたくない」という理由で意図的に報酬キャンセルすることがあるのです。
つまりアフィリエイターにタダ働き
させようという悪質な広告主です。
広告主は守秘義務を盾に
キャンセル理由は教えようとしません。
広告を管理するASPもキャンセル理由を
追及することができないのです。
キャンセル理由を追及されないので
悪質な報酬キャンしてもバレません。
ですから広告主が好き放題やっていることがあるのです。
2017年に破産した某脱毛サロンは
意図的に却下していると噂が立っていました。
アフィリエイター懇親会で
「9割却下された」という
話題で盛り上がったことがあったので
多くの人がやられていたようです。
こうした悪質広告主は広告を管理する
ASPも把握しており報酬確定率を公開して
悪質広告主の案件を避けられるようにもしています。
もしキャンセルされたら
ASPの取り分もなくなりますからね。
しかし、
悪質広告主であってもASPにとっては
取引先なのであからさまな
ネガティブ情報は出せません。
そのため報酬確定率を公開して
目に見えて判断できるようにして
注意喚起しているのです。
最近は大手企業がアフィリエイトに
取り組む事例も増えているので、
大手企業相手に悪質なキャンセルをしたら
裁判に発展するリスクもあり減っているとの
情報もあります。
そのため昔に比べたら
改善されてきているようですが、
アフィリエイターにタダ働きさせようとする
悪質広告主がいる情報も絶えていません。
悪質広告主から自分の身を守るためにも物販系アフィリエイトに取り組む場合は闇の部分も知っておいたほうがよいでしょう。
あまりにもキャンセルが多い広告主ならこちらから提携を切る決断をも必要です。
喜ぶのは報酬が確定(承認)してから、報酬発生時点は保留と認識しよう(最後に)
報酬キャンセルは物販系アフィリエイトに
取り組むのであれば絶対に知っておきたい知識です。
アフィリエイトをして商品が
売れたら嬉しいですが、
その報酬が本当に支払われるか
どうかはしばらく
待たないとわかりません。
- 不正・いたずら
- 定期契約の縛り期間内強制解約
- 同じ商品のリピート購入
注文後にこれらの事実が発覚したら
報酬キャンセルとなります。
報酬は「発生→保留→確定」の流れで振込額がきまるため確定するまでは未定と覚えておきましょう。