SNSは情報拡散力に注意!一歩間違えれば社会的信用・信頼を失う諸刃の剣

信頼関係の構築・獲得

オイスイ(追水卓)です。
この記事ではSNSを使った情報発信をするときの注意点についてお伝えしようと思い執筆することにしました。

SNSの特徴としては
拡散力があることです。

要するに炎上しやすいことですね。

情報発信ビジネスにおいては
自分の投稿した情報が広く知られたほうが
ビジネスになりやすいといえます。

そのためSNSを使った情報発信は
ビジネスを有利に進めていくには
強い武器になることは間違いないです。

ですが、使い方を間違えると逆に自分の社会的信用や信頼度を大きく損なうリスクもあります。

場合によっては情報発信の
活動がまったくできない状況に
追い込まれるかもしれません。

SNSは諸刃の剣なのです。

インターネットは匿名性が売りと
されてきましたが
昨今では情報が信用できるかどうかが
重視されるようになっていま。

「匿名だからなんでもOK」では
取り返しの付かないことになりかねません。

そういった事情を考慮して情報発信ビジネスをしていく必要が出てきているわけですね。

そんな注意喚起ができればと思い
記事にすることにしました。

難しい話や推測的な話もありますが
参考にしていただければ幸いです。

なぜSNSは拡散力が高いのか?(ブログとの比較)

まず、なぜSNSは拡散力が高いのか?

その点にから説明していくことにします。

SNSの拡散力が高い理由は
他のユーザーとコミュニケーションを
取ることが大前提になっているからです。

たとえばX(旧Twitter)であれば
リポスト機能が搭載されていますね。

これは他人がしたポストを
引用したりそっくりそのまま
自分のタイムラインに表示させて
情報をシェアする機能です。

そしてこのリポストは
2クリック(2タップ)で
できてしまう気軽さがありるわけですね。

Xブランドに変わってから名称変更されています。画像はTwitter時代のものです。

これが情報が拡散されやすい
原因となっています。

とくにX(旧Twitter)では
2021年現在では
最大140文字の制限がかかっており
多くの情報を詰め込むことが
できなくなっています。

もしX(旧Twitter)で
より詳細な情報を発信しようとしたら
ブログ記事を作成したうえで
URLをツイートする方法がありますが、

これでも記事のタイトルと
最初の部分の抜粋のみだけ
表示されることになり全部が
表示されることはありません。

情報発信では目を惹くために
インパクトのあるタイトルを
付けることが多いです。

あまりにもインパクトがある
タイトルだったら無意識に
拡散したくなるでしょう。

実際にX(旧Twitter)の利用者は深く情報を読み込む傾向になるタイムラインを流し見する使い方がメイン。
内容を深く読まず「なんとなく」でリポストされることも珍しくありません。
それもあってリポスト前に「リンク先の記事の内容を確認してから…」とアナウンスまでされていました。

x.com

ブログの場合は情報を閲覧するには
自分でGoogle検索などを使って
検索してブログにたどり着く必要があります。

よって検索した人しか情報を
見ることができません。

ですがSNSはたいていのものは
フォローした人の投稿が
自分のタイムラインに出ますので
検索して探すことなく情報を
見ることが可能です。

YouTubeはどちらかというと
検索をして動画を探すシステムですが
サイドバーに勢いのある動画が
表示されたりするので探さず
別の動画情報を閲覧可能になります。

このようにコミュニケーション機能があるメディアというのは拡散されやすい構造になっているので「拡散力が高い」というメリットを持つことになるのです。

見落とされがち【拡散力の高い】デメリット

情報発信ビジネスをするうえでは
自分の発信した情報をより多くの人に
みてもらうことが必要になるケースが多いです。

そのため拡散力のあるSNSというのは
情報発信のメディアとして使うには
最適な手段であることは間違いありません。

ただ、ここで注意したいのが拡散力の強さは必ずしもメリットに働くとは限らないということ。

ネガティブな情報のほうが拡散されやすい

これは分類方法にもよりすが
情報には大きくわけると
2つのパターンがあります。

ひとつはポジティブな情報
もうひとつはネガティブな除法です。

ポジティブな情報というのは
スポーツなどで日本人選手が
金メダルを獲得したみたいな
喜ばしいニュース。

逆にネガティブな情報というのは
悪質な事件などが起こったときの
ニュースになります。

このポジティブなニュースと
ネガティブなニュースを比較すると
拡散されやすいのはどちらか?

答えは「ネガティブなニュース」です。

X(旧Twitter)などでバズった情報が
ニュースサイトでピックアップ
されることがありますが、

たいていの場合は
本人の「不満」や「怒り」ですよね。

この不満や怒りの情報に共感した人が
リポストして炎上放題になります。

このことからもわかるように
人間はネガティブな情報に
反応しやすい傾向があるわけです。

なぜネガティブな情報に反応するのか
根拠らしい情報はありせんが
一節によると人類の祖先まで遡ることに
なると考えられています。

もともと人間の祖先には
ポジティブ優位の思考の人と
ネガティブ優位の思考の人の
2パターンがいたとか。

遙か遠くの昔と言えば狩猟時代なので
大型の動物を狩りして食べていた時代でした。

そんなときポジティブ優位の祖先は
危機感を持たず当たって砕けろの精神で
行動していたので絶滅することに
なってしまったとか。

逆にネガティブ優位の祖先は
常に危機感を持って行動していたので、

危機的な状況を回避することができ
過酷な時代を生き延びることができたのでは
とされているわけです。

ですから我々はネガティブ優位の人間を祖先に持つことになるのでネガティブな情報に反応しやすいと結論づけられています。

もちろん遠い昔のことなので
証明証がなくあくまで説の域を出ませんが
僕としては納得できる理由だと思っている
わけですね。

SNSでは自由な情報発信をできるので
つい感情的になって好き勝手書くことが
あるでしょう。

ですがそれが多くの人の目にとまって
たちまち拡散したら収集が付かないなんて
こともあります。

情報発信ビジネスでは拡散力は
大きな見方になりますが
一歩間違えれば自分の社会的信用や
信頼を落とすことになりかねません。

トイレットペーパー買い占め騒動

2020年02月にSNSを
発端とした大規模な
トイレットペーパーを含めた
紙類の日用品買い占め騒動が起こりました。

割と最近のことなので
記憶にある人が多いはずです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が発生した2020年(令和2年)2月に「トイレットペーパーは中国で製造・輸入しているため、新型コロナウイルスの影響でこれから不足する」といったデマが九州地方から発生し、SNSとテレビによって広がり、全国各地の小売店でトイレットペーパーやティッシュペーパーやキッチンペーパーや生理用ナプキンが品切れになる店舗が続出した。後に日本製紙連合会や日本国政府が「トイレットペーパーは、殆どが(日本)国内で製造しており、在庫は十分にある」と否定する事態になった。

出典:トイレットペーパー騒動 – Wikipedia

このデマ情報により社会は
大混乱してドラッグストアなどから
トイレットペーパーが消えましたね。

僕も買い物に行ったときに
ティッシュペーパーや
トイレットペーパーのコーナーが
空になっているのをみて唖然としたものです。

この騒動があったあと
日本製紙連合会や日本国政府が
「十分在庫はある」との声明を
出し落ち着いていくことになりました。

ここからデマ情報を発信した犯人特定がネット上で巻き起こりました。
そしてネット民の特定力の凄さを実感することになったのですが、割と早い段階でデマを流した人物が特定されることに。

デマを流したうちの一人が
「米子医療生活協同組合」の職員と
特定されます。

米子医療生活協同組合は
事実関係を調べて
当人で間違いないことがわかり
公式サイトに謝罪文を
掲載することになったのです。

出典:米子医療生活協同組合 - トップページ

その後の調べて
特定された当事者はせどり・転売を
していたことも特定されています。

「トイレットペーパーの
値段を釣り上げるためデマを流した」と
されていますね。

僕は転売の教材を購入しているので販売者の購入者メルマガから「香港でトイレットペーパーの買い占めが起こっている」という速報がきました。
そのメルマガでは直接「トイレットペーパー転売は狙い目」と言及はしていませんでしたが、狙い目と受け取れる内容だったのでせどり・転売界隈ではトイレットペーパー転売が旬になっていたのは間違いないです。

軽はずみな行動が致命傷になる

当事者のその後は明らかに
されていませんが
大事を起こした人物を雇用するのは
リスクなので一番重い懲戒解雇
となったことでしょう。

米子医療生活協同組合の職員の
事例では背後に転売の値段操作があるので
意図的と考えられますが、

軽はずみなひとことが
拡散して取り返しの付かないことに
なるかもしれません。

SNSをメインメディアにして
社会的信用・信頼を構築するのは
難しいですが、

失墜するのは一瞬ですから情報発信するときは後先考えて運用していることが重要です。

情報発信者の信頼度が重視される時代になった

インターネットが普及しはじめた
当時は「匿名性が売り」という
うたい文句で普及していくことに
なりました。

たしかにインターネットによる
情報発信では自分の氏名や
顔など個人情報まった必要とせず
活動することも可能です。

非常に高い匿名性があるのが
インターネットの特徴と
されていました。

しかし、その匿名性を悪用して
犯行予告をしたり意図的に
デマを流したり情報操作するみたいな
悪質な使われ方がされたのも事実。

最近ですとステマやサクラレビューが問題になっていますよね。
お金を払ってレビュー記事を投稿してもらい評価を水増ししようとする行為です。

インターネットは相手の顔が見えないので
そのレビュー記事が事実かどうかは
判断することが難しくなっています。

ですからやらせみたいなことが
裏では行われているわけです。

【追記】

2023年10月1日より法律で
ステマが禁止となりました。

ステマの可能性があるこの稼ぎ方は
アウトかも知れません。

ネット情報のあり方を問うことになったWELQ問題

これはSNS発端ではないですが、ネット情報の信頼性に関係する大きな出来事だったので触れておきます。

2016年末に発覚したWELQ問題も
ネット情報のあり方を問う問題の
うちのひとつだったでしょう。

WELQは「DeNA」という
知名度の高い企業が運営していた
健康情報を発信するメディアでした。

Google検索を使い健康に関する
情報を探すとたいていの場合
WELQがトップにやってきて
多くの人が閲覧することになったわけです。

ですが医師会などからは
デタラメな情報を発信していると
警鐘が鳴らされていたのも事実。

こうした疑問の声をDeNAは黙秘し続けた結果WELQ問題に発展することになりました。

火が付いたのは「死にたい」と検索すると
WELQの記事がSEO対策で1位に
表示されていることが発覚したことでしょう。

この記事は
「転職したら悩みが解決しますよ」と
紹介したうえで転職サイトへの
アフィリエイトリンクが
仕込まれていたようです。

この事実が明るみになり
多くの人の反感を買うことになって
火がつき社会問題に発展しました。

社会問題に発展した
あとさまざまな調査が行われ
記事の作成はクラウドソーシングを
活用し在宅ワークを希望する主婦などに
依頼していることもわかりました。

WELQに投稿されていた
健康情報は医療関係者が
執筆や監修したモノではなく
医療とは関係ない人が独自に考えた
民間療法情報ばかりだったのです。

WELQ問題は日に日に大事になっていき
収束つかない状況になり、
最終的にDeNAはWELQをはじめ運営していた
他のウェブサイトの閉鎖を決めることになりました。

DeNA側はウェブサイト閉鎖で
収束していくことになるのですが、

WELQのような問題あるウェブサイトを
1位に表示させ誰でも閲覧できる状態にしていた
Googleも責任を問われることになりました。

このように匿名で情報発信できることを
利用して裏では好き放題やっていることは
徐々に明るみになってきました。

最近はインターネット情報は
信用度が明らかに下がっていると
いえるでしょう。

たしかにひとむかしであれば「匿名だからいえることがある」と信用されやすい傾向にあったのですが裏を返せばねつ造ややらせばかり…

情報発信者の信頼度が重視される
時代になったのは間違いないです。

「匿名だからなんでもOK」とやっていると
炎上したときに自分を特定されて
とりかえしの付かないことになることも
知っておく必要があるでしょう。

関連記事

SNSは諸刃の剣という前提で情報発信を(最後に)

最後の方は若干脱線気味になりましたが
この記事で伝えたいのはSNSは
諸刃の剣になるということです。

SNSは情報拡散力があるので
伝えたいことがあれば
発信することで一瞬にして広まり
影響力を持つことになるでしょう。

SNSを使って捜し物の依頼をして
見つかったケースも少なくありません。

このように情報の拡散力を
うまく使えば強い武器になることは
間違いないでしょう。

ですがビジネスを前提とした情報発信をするとなると利益が関係してくることから
話を盛ったりして発信することも出てくるはずです。

ビジネストークでは
話を大げさにすることは
よくありますからね。

ですが行きすぎると誤解されて
広まることになり取り返しの
付かないことになるリスクもあります。

そしたら自分にとって
もはやデメリットでしかないでしょう。

最悪の場合はネット上で
活動を続けることができない
状況に追い込まれることもあります。

先ほどの
トイレットペーパー買い占め騒動のように
人生が狂ってしまうこともあるでしょう。

SNSは諸刃の剣です。

SNSを使った情報発信は
見落とされがちなデメリットの部分を
しっかり把握して運営することが重要に
なります。

いまや匿名での情報発信でも社会的信用や信頼度は重要視されるようになってきました。
そのことを念頭において情報発信活動をしていただければと思います。

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