オイスイ(追水卓)です。
この記事では仕事を辞めたら
ストレスフリーな人生が待っているか
どうかについてお伝えしていきます。
プロフィールでも紹介していますが
僕は元々ITエンジニアをしており
ブラックな労働環境で仕事をしていました。
そんな生活も限界を迎えて
2012年8月31日をもって退職をして
自由な身となって
2012年12月1日にネットビジネスで
起業して現在に至っています。
多くの人が思い描くような
ストレスフリーな人生を10年もの
長い期間歩んできたわけですね。
その経験を踏まえて
仕事を辞めたらストレスフリーな
人生を実現することができるのかについて
僕の経験談を踏まえお伝えします。
【断言】完全なストレスフリーな状態にはならない
結論から申しますと
仕事を辞めてもストレスフリーになることは
おそらくないでしょう。
なにかしら別のストレスがかかってくるはずです。
この記事では主にそのストレスの正体について
お伝えできればと言う趣旨で話を進めていきます。
僕は2012年8月末で会社を辞めて
晴れて自由の身になりました。
それこそ会社を辞めたあとの3ヶ月
9月から11月の3ヶ月間は仕事のことを
完全に忘れて遊んで過ごしていたのですね。
IT業界は多忙なので終電間際までの
残業は当たり前ですし
休日出勤も日常茶飯事という具合で
とてもプライベートな時間を確保できる
ような働き方ではありません。
そのため
仕事を辞めたことによって
反動が一気にやってきて
遊んで過ごしていたという感じです。
一応リストラではなく自主退職なので
ある程度貯金を作る期間もありましたので
仕事をしなくてもお金に困るようなことは
ありませんでした。
それに失業保険も出ますので
しばらくは大丈夫という安心感から
仕事のことを忘れて遊んでいたのです。
今まで我慢していた長期の旅行にも
いくことができました。
3泊4日で北海道や東北といった
短期間ではいけないような場所へも
行くことができましたね。
会社を辞めてから3ヶ月はまさに
自分が思い描いていた夢のような
生活スタイルを実現することが
できたのです。
さらに仕事を辞めて大きかったのは
人間関係のストレスから解放されたこと。
僕が会社を辞めた理由は
仕事のブラックさが大きいのですが
根底にあるのは人間関係のいざこざです。
職場は常にギスギスしていて
居心地が悪い状態にありました。
なにかトラブルがあればすぐに
責任の押し付け合いがはじまり
最終的には発言権のない
一番弱い立場の者が悪人にされて
場を沈めるなんて感じだったのですね。
仮に仕事がブラックだったとしても
人間関係が良好なら「一緒に頑張ろう」
という考えになります。
しかし、僕のいた職場は責任転嫁が
日常的でとても一緒に頑張ろうという
意識にはなれませんでした。
人間関係のストレスは大きかったですね。
そのため仕事を辞めたことによって
人間関係のいざこざから解放され
晴れ晴れしていた記憶があります。
こうして仕事を辞めた最初の3ヶ月くらいは
気分が晴れ晴れしていてストレスフリーな
生活スタイルを実現できていたのは事実。
ですが、3ヶ月を過ぎた当たりから
だんだんと不安が出てくるようになります。
その原因となるのがお金の悩み!
【重いストレス】お金の悩みが出てくる
仕事を辞めてからは無職状態なので
収入がまったくありません。
一応失業保険は出ていたのですが
当然ながら会社員時代の給料には
遠く及びません。
僕の場合はブラックな職場では
あったものの残業代はしっかりと
出ていたこともあって
手取りはそれなりにありました。
昇給額が少なく将来不安という
悩みはあったものの
独身であれば生活していけるだけの
金額だったので深刻な悩みという
わけではなかたのです。
しかし、
わかりきっていたことですが
仕事を辞めれば収入が途絶えますので
お金を稼ぐことを真剣に考えないと
いけなくなります。
僕は人間関係のストレスが
会社を辞める大きな原動力だったので
再就職することは考えていませんでした。
転職してもそこでの新しい
人間関係がはじまるので
新しい人間関係のストレスが
出てくるのは明白です。
職を転々としている人は
そういった理由から放浪している
わけですから自分も同じ道を
辿ることは間違いなかったのです。
そのため僕は独立起業して
自分が経営者となって生きていく
道を選ぶことになります。
当時はフリーランスという働き方が
注目を集め始めていたこともあって
自分もそちらへ行こうと思いました。
定職に就かないので安定的な
収入は見込めませんが
人間関係のストレスやブラックな
労働環境でストレスフルな生き方を
するくらいならマシだと思ったのです。
こうして自分の思い通りとなる
フリーランスとして生きていくことに
なりました。
ただ、自由と引き換えに
手にしてしまったお金の悩みは
想像以上にキツいものでした。
日本においてはもはやお金なしでは
生活していくことができない社会なので
生きるか死ぬかの瀬戸際みたいな問題です。
会社員時代にも昇給の少なさから
将来への不安はありましたが
それをはるかに越えるお金の悩みが
ストレスとしてのしかかってきました。
それこそ
「ブラック企業で働いていたときの
ほうがマシだった」みたいな後悔さえ
湧き上がってくるくらいです。
仕事を辞めたらたしかに
ストレスフリーになりますが
お金の悩みが湧き上がってくるので
いつかは再度ストレスに悩まされる
ことになるでしょう。
2022年現在はコロナ騒動が収束しておらず
さらに追い打ちをかけるように円安や
原材料費高騰で物価がどんどん上がっている
状況にありますね。
正社員として働き安定した収入がある
恵まれた人でさえ将来に大きな不安を
抱える時代です。
もし今仕事を辞めるなら
想像を絶するようなお金の悩みが
ストレスとして降りかかってくることを
覚悟しないといけないでしょうね。
【地味なストレス】孤独との戦いになる
会社を辞めて地味なストレスとなるのが
孤独との戦いです。
もちろん僕自身は人間関係の
いざこざから解放されたくて
会社を飛び出すことになりました。
そのため孤独になることは
ある程度覚悟していたのですが
やはりいざ孤独になってみると
不安は湧き上がってきます。
人間とはワガママなものですね…
会社を辞めてから最初の3ヶ月くらいは
人間関係から解放されて自由を思いっきり
楽しんでいました。
しかし、時間が経過するとともに
だんだんと孤独でいることに
不安を感じるようになってきたのですね。
まわりを見渡せば誰もが
会社という組織にいて
常に人間関係を持ちながら
生活をしています。
それに対いて僕は人間関係と
呼べるものが家族やお店の定員といった
極限られた人だけ。
今まで人間関係があって当たり前でしたし
周囲も人間関係を持っていて当然という
風潮のなかで自分一人がこれといって
人間関係を持たず生きていることに
不安を感じたのです。
さらに僕は独立起業しており
そちらもあまり順調とはいえず
思うようにお金を稼ぐことが
できませんでした。
会社員であれば困ったことがあれば
良かれ悪かれ上司や先輩や後輩といった
存在がいますので助けを求めることができます。
しかし、これがフリーランスとなれば
相談できる相手がまったくいないので
全部自己解決しないといけないわけです。
「自分の判断が本当に正しいのか?」
こういった悩みを持ったとしても
相談できる相手がいないので不安になります。
僕は一人旅行が好きなので
比較的孤独には強い方だと思っていましたが
さすがにフリーランスの生き方による孤独は
格が違う感じがしましたね。
僕の場合はフリーランスとして地道に
活動を続けてなんとか成功体験を
作ることができたので自信を付けられました。
成功体験によって
「自分の選んだ道で間違いない」
と自信が付き乗り越えられましたが
もし成功体験ができなかったら
再就職の道を選んでいたでしょうね。
そして再就職してまた人間関係に悩み
転職するといったことを繰り返す人生に
なっていたはずです。
さすがに今では10年孤独な人生なので
完全に慣れてなんとも思わなくなりましたが
初期の頃は孤独のストレスとの戦いでした。
自由にはメリットもデメリットもある(最後に)
2012年に会社を辞めて
かれこれ10年近くフリーランスとして
ストレスがあるかどうか
実体験を通してお話ししました。
もちろんこれは人の性格によるので
必ずしも当てはまるとは思いませんが
会社を辞めれば人間関係もお金も途絶えます。
僕は最初にお金の悩みに苦しめられる
ことになりました。
そしてお金が思うように稼げないことから
「自分の選択は間違っているのでは?」と
疑うようになり自分一人で生きていくことに
不安を感じたのです。
この頃は孤独との戦いでした。
自分が正しいか間違っているか
疑問に感じたとしても相談する相手がなく
全部自分で抱え込まないといけないのです。
僕は孤独には強い方だと思っていましたが
想像以上の孤独感が襲ってきて
地味にストレスとなっていましたね。
このように仕事を辞めて独立起業すると
自由にはなれますがデメリットもあります。
実体験を通して完全なストレスフリーは
実現するのは難しいことを知りました。
仕事を辞めてもストレスフリーになることは
おそらくないでしょう。
夢を壊すような話かも知れませんが
これが現実ですのでもし独立起業して
自由気ままな人生を実現させたいと
お考えなら完全なストレスフリーは
ないという前提で進めて頂きたいと思います。
なお僕もこのブログやメルマガなどで
「ストレスフリーな人生を手にしましょう」
といった趣旨の情報発信をしています。
ですが、この記事でも触れてきたように
完全なストレスフリーの実現は困難な
ことといえるでしょう。
アドラー心理学では
「悩みのすべては対人関係にある」
とされていますからね。
自分一人の世界を作らない限り
悩みから解放されずストレスは
多かれ少なかれあります。
では、僕がこのストレスフリーを
いったいどういった趣旨でとらえているのか?
それについては下記の記事にて
紹介していますので参考にして
いただければと思います。