アンケートモニター副業は大きく稼げない!?その理由を市場原理・ビジネスモデルから解説

詐欺を見抜く基礎知識・予備知識

オイスイ(追水卓)です。

この記事ではアンケートモニター副業は
大きく稼げない
という話をしていきます。

一応ですが
僕自身も過去にアンケートモニター
サイトに登録して実践していたことが
あります。

本文中でも触れますが月収にして
1000円前後しか稼ぐことができませんでした。

アンケートモニター副業を
実践している人もこんな状況に
なっているのではないでしょうか?

実はこれは自然なこと。

自分でビジネスをしてお金を
払う側の立場になってお金の
流れをしれば大きく稼げなくて
当然ということがわかってくるのです。

ちなみにこの儲けの仕組みを
「ビジネスモデル」といったりします。

アンケートモニター副業の
ビジネスモデルを考えたら
全然稼げないのは明白の事実だったり
するわけですね。

なぜアンケートモニター副業は稼げないのか?

この記事では僕の体験談などを踏まえて
解説していきたいと思います。

アンケートモニター副業で稼げなかった体験談

最近はポイ活としてアンケートモニターに
参加して稼ぐ方法がありますよね。

僕自身もかれこれ10年以上前ですが
ポイ活をしていたことがありました。

マクロミルというサービスを
使って毎日せっせとアンケートに
答えていたのです。

プロフィール記事でも書いていますが
僕は2012年に前職を辞めて独立起業する
ことになりました。

会社を辞めたことに収入源が
なくなることになったので
なにかしらの方法でお金を稼ぐ必要が
出てきたわけですね。

僕の場合は独立起業に向けて
準備を十分していなかったので
辞めたときにお金を稼ぐ手段は
ありませんでした。

そのためアルバイトなどをして
稼ごうか考えていたのです。

ですが、会社を辞めると
一時的に「失業保険」というものが
はいることになります。

この失業保険は人によってさまざまですが
支給期間は3ヶ月で毎月15万円ほど。

もしリストラや倒産などによって
突然職を失った場合はすぐに
支給が開始されてるのですが

僕の場合は自分から志願しての
退職(自己都合)だったこともあり
3ヶ月の保留期間があったのですね。

そしてこの保留期間にアルバイトなど
して稼ぐと失業保険が出なくなって
しまいます。

もちろん隠れてこそこそやる
方法もあったのですが
源泉徴収などでバレてしまうリスクがあり
その選択はしませんでした。

保留期間になんとか稼ぐ方法はないか
インターネットを調べていたときに
出会ったのが今で言うポイ活。

アンケートサイトの会員になり
アンケートに答えて報酬を獲得して
稼ぐ方法だったのですね。

1ヶ月頑張っても1000円前後しか稼げなかった

これはよい方法を発見したと
すぐに複数のアンケートサイトに
登録することになりました。

かれこれ10年以上前のことなので
証拠や記憶もないのですが
そのうちのひとつはマクロミルという
サイトだったと思います。

出典:https://monitor.macromill.com/

今でも運営が続いていますね。

このマクロミルなどアンケートサイトに
登録をしてポイ活をしていたわけです。

ただ、いざはじめてみると
徐々に実態が明らかになってくることに
なります。

アンケートに答えたときの報酬額は
数十ポイント程度となっており
もし10万円もの大金を稼ぐには
大量の作業をこなさないといけません。

10ポイントのアンケート回答案件なら
1万件ものアンケートに回答する必要が
出てくるわけですね。

ですがアンケートにも限りがります。

当時はまだマクロミルの登録者が
それほど多くなかったからか
アンケートも1000件程度。

全部のアンケートをやっても
10万円に到達することはありません。

しかも1個のアンケートは
平均して10分から15分の時間が
必要になるので1時間実践しても
50円みたいな雀の涙ほど。

あきらかに時間に対して
報酬額が低すぎたこともあり
結局やめてしまいました。

ビジネスモデルを考えたら稼げないことが明白

僕はポイ活があまりにも
労働時間に対して報酬が低く
辞めてしまいました。

そしてアフィリエイトの世界に
入っていくことになり
ネットビジネスを本格的に
学ぶことになっていきます。

そしてアフィリエイトを通して
ビジネスを学びながら当時を振り返り
「1時間働いて50円にしかならなくて当然か」と
思うようになったわけです。

それはビジネスモデルというものを
理解することになったからですね。

ビジネスモデルについて解説している
記事でも触れていることですが

お金というのは
無限に存在するわけではなく
他の持っている人から自分の
ところに移動させる方法でしか
稼ぐことができません。

もし自分で通貨を作ったら
それは偽造になってしまいますからね。

犯罪行為なので
当然ながら逮捕されてしまいます。

あなたが会社員なら毎月給料を
もらっていることでしょう。

この給料というのも会社が稼いだお金の
一部を給料として支払っているのです。

つまりお金というのは移動しているだけで
湧き出ているわけではありません。

お金を作ることができるのは
日本銀行や造幣局といった特殊な場所だけ。

それ以外の人や法人は
他のお金を持っているひとから
自分のところに移動させるしか
儲ける方法はないのです。

自分がお金を稼げるということは
反対側にはお金を払う人が必ず
存在します。

アンケートサイトで募集している
案件もどこかの企業が発注して
予算を注ぎ込んでいます。

もし回答するだけで1万円もの
報酬が発生する案件ケートが
あったとしましょう。

アンケートというのは
母数が多いほど信憑性が高まる
性質があります。

10人のアンケート結果より
1000人のアンケート結果のほうが
信憑性が高いのは明白ですよね。

アンケートというのは膨大な
人数に実施してもらうことで
効果を発揮するものなのです。

1万円のアンケートを1000人に
回答してもらうとしたらどうなるか?

発注する企業はアンケートの
予算として1000万円ものお金を
用意しないといけません。

これだけのお金を用意できるのは
相当儲かっている大手企業くらいでしょう。

ほとんどの企業はこんな金額を出す
ことができません。

2023年現在ではアンケート
1回答あたりの報酬単価相場は
10円前後となっています。

企業も当然ながらこの相場を
意識して予算を組むでしょう。

よって1000人を対象にした
アンケートを実施するなら
1人あたり10円の予算を組み
1万円がよいところでしょう。

実際にはここにアンケート
システムの利用料などが
加算されてもっと上がります。

実はシステム利用料が高額で
なんだかんだで10万円くらいの
予算が必要だったりするわけです。

お金を出すアンケート
発注元がこれくらいしか
予算を出さないとなれば

それを受け取るアンケート回答者は
大きな金額を手にすることはできません。

お金の流れ(ビジネスモデル)を
考えたらアンケートモニターは
大きく稼ぐことができない仕組みと
なっているのです。

医者や弁護士はなぜ高級取りなのか?

たとえば高級取りとして有名な
医者や弁護士はなるのが難しい職業。

高い知識やスキルを必要とするので
なれる人が少ないのですね。

医者であればまず難関とされる
大学の医学部に入学しなければ
道は開かれません。

ここで多くの人が篩い分けにされ
落とされていくことになります。

そして医学部に通うとなれば
他の大学学部の学費よりも
はるかに高いお金が必要です。

卒業までに1000万円以上かかる
なっていわれていますよね。

よって親が医者みたいな
高所得者でないと厳しい現実が
あるわけです。

医者の子は医者になると言われますが
これは頭の善し悪しもそうですが
医者のような高所得者でないと
お金の都合で難しい部分があることも
関係しているでしょう。

弁護士ついても同じことがいえます。

こういった医者や弁護士は
難関を突破したうえで
職業を手にして活動していく
ことになります。

本当に選ばれし者しかなれない
職業なので人間そのものに
希少価値があるわけです。

「希少価値がある→値段が高い」が市場原理

オークションでもそうですが
希少価値のあるものほど
プレミア価格になっていたり
しますよね。

これは職業でも当てはまります。

希少価値がありますので
高い報酬額でも必要とする人が
一定数出てくることになるでしょう。

病気は高度な知識やスキルのある
医者にしか対処できません。

法人活動をするには難しい法律に
詳しい弁護士を付けないと難しい
ところがあるでしょう。

必然的に希少価値のある人は
高い報酬額を設定しても
依頼する人が増えて儲かるという
仕組みになっているのです。

これは補足ですが
医者の診察料は1回5000円が相場と
されています。

ですが実際に5000円を払うケースに
出会った人はほとんどいないでしょう。

それは保険があり3割負担となっているからです。

僕は3ヶ月に1回のペースで
歯医者に通い定期検診を
受けています。

そのときの会計が毎回3000円です。

レシートをみるとこれは
保険適用後の金額となっており
保険適用していない場合は1万円を
超えているわけです。

医者にかかっている人は
そこまで高いお金を払っている
感覚はないかもしれませんが

膨大な保険料が下りているので
診察1回でも5000円から1万円くらいの
報酬が出ているのですね。

ですから高級取りになれるのです。

これが稼げる人の市場原理となっています。

アンケートモニター副業は誰でもできる→報酬額が低い

さて、ここでアンケートモニターの
稼ぎ方に話を戻しましょう。

スマートフォンをタップして
アンケートに答えるだけの
作業に知識やスキルは必要でしょうか?

知識やスキルは必要なく
誰でもできますよね。

そうなると希少性はないので
報酬額は必然的に低くなります。

先ほども触れたように
1アンケートに回答してもらえば
10円程度が相場となってしまうわけです。

アルバイトやパートでも
仕事内容を覚えて効率よくまわしていく
知識やスキルを必要とします。

ですがアンケート回答には
そういったものも必要ありません。

ただ、
自分の好みで回答を選ぶだけの
簡単作業なので仕事を覚えるなんて
ことも不要なわけです。

簡単にできる仕事になればなるほど
報酬額が低くなるのは先ほどの
医者や弁護士が高級取りな理由として
紹介した通り。

もちろんアンケートを発注する企業側が
「1万円出してでも回答して欲しい」
みたいな事例はあるかもしれません。

そういった案件を実践すれば
1回の回答で1万円超の高額報酬を
手にすることができるといえます。

しかし、そういったアンケートは
特定の職業や資格を持っていたり
自由形式回答で1万文字必要みたいな
知識やスキルを必要とするアンケートと
なっているケースがほとんど。

僕もアンケートモニター副業を
やっているときに1万円超の
アンケートをみたことがあります。

そのアンケートは薬剤師の資格を
持っている人しか回答することが
できなくなっていました。

よって僕は回答することが
できなかったのですね。

薬剤師も医者と同じくなるのが
難しい職業です。

そのような難易度の高い資格や
職業の人を相手とするアンケートは
必然的に希少価値が出ますので
報酬額も上がるのです。

逆に誰でも
回答できるようなアンケートで
これほどの報酬額を設定している
企業はまずないでしょう。

知識やスキルと報酬額は比例する(最後に)

僕は10年以上ビジネスをやってきて
気づいたのですが
報酬額と知識やスキルは比例します!

高い知識やスキルのある人は
それだけ稼いでいるのですね。

そして人がお金を払うときは
その人の知識やスキルをみて
払うかどうか決めているわけです。

あなたが仕事を依頼する場面を
想像してください。

10万円を払って仕事を依頼するとき

  • 知識やスキルのない初心者
  • 知識やスキルのあるプロ

の2つの選択肢があったらどちらを
選ぶでしょうか?

間違いなくプロを選びますよね。

この場面で初心者が仕事を
受注しようと考えたら
1万円に値下げするなどしないと
厳しいといえます。

アンケート回答のように誰でも
できる仕事というのは発注する側も
「高いお金を払う必要なし」と
判断していることが多いです。

お金の出所がたいした予算を
積まないとなればそれを受け取る
実践者も雀の涙となるのは
致し方がないことでしょう。

こうした状況を僕は10年以上
みてきてやはり知識やスキルと
報酬額は比例するという考えに
たどり着きました。

インターネット上には
知識やスキルを必要とせず
月収100万円が実現するといった
怪しい儲け話が多いです。

僕はそれらにも登録して
検証していますが
実際に稼げるようになった
ためしがありません。

つまり実在しない架空の儲け話
だったということ。

僕としても知識やスキルを
必要とせず月収100万円を実現する
方法があるならぜひやってみたいです。

ですがそのような方法に10年たっても
出会うことができてません。

おそらく今後も出てくることはないでしょう。

結局のところ知識やスキルと
報酬額が比例するという考えが
変わることはないと思います。

ポイ活でアンケート回答は
人気ですが稼げているという人の話を
聞いたことがありません。

それはビジネスモデルを考えれば明白。

「高いお金を払ってでもお願いしたい」

という価値ある人間にならないと
大きく稼ぐことは難しいといえます。

ちなみに「タップだけで稼げる」
という案件で稼げない理由も
今回のアンケートモニター副業と
まったく同じ。

ぜひこのことを頭にいれてビジネスに
取り組んでいただきたいと思います。

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