バックエンド商品は怪しい?悪質?フロントエンド商品の違いや特徴を学ぼう!

ネット副業・投資で稼ぐ基礎知識・予備知識

オイスイです。

この記事では副業を
検証するときにチェックしている
バックエンド商品について紹介します。

僕が副業検証をしている記事では
「バックエンド商品が待ち構えている
可能性がある」といったことを
書くことがあります。

実際に自分で商品を売る経験を
したことがある人なら
バックエンド商品という言葉を聞いただけで
どんなものかイメージできると思いますが、

多くの人はそういった経験をしていない
可能性が高いのでこの記事ではバックエンド商品が
どういったものかを解説します。

またバックエンド商品はフロントエンド商品と
セットで使われるのでフロントエンド商品が
どういったものなのか違いや特徴についても
紹介しますので参考にしてみてください。

怪しい副業案件かどうか判断するときに
重要になってくる話です。

バックエンド商品とは?

まずバックエンド商品とはいったいどういう商品なのか?

バックエンド商品とは商品を販売する
業者(人)が本当に売りたい商品です。

最近はサブスクリプション(月額制)
サービスが流行ってきていますね。

Netflixのような動画配信サービスの
サブスクリプションは非常に人気が
高いジャンルといえるでしょう。

こういったサービスは月額1000円
近くするものが多く年間に換算すると
1万円以上の出費になります。

日本では携帯電話の料金など
一部のサービスを除いて
月額制に否定的な(心理的ハードルが高い)
傾向が強いので

最初から有料としてしまうと
契約のハードルが高くなってしまって
ビジネスに繋がらないケースが多いのです。

それを解決するときに用いられるのが
バックエンドとフロントエンドの組み合わせ。

フロントエンド商品でお金を払う
ハードルを下げておいてから
本命の商品(バックエンド商品)の
セールスを仕掛けるという流れが
一般的に行われているのです。

「フロントエンド商品→バックエンド商品」の流れは王道

フロントエンド商品とは
バックエンド商品を売れやすくするための
仕掛けとなる商品になります。

今は終了してしまっていますが、
かつてNetflixは「30日間無料」という
キャンペーンを実施していたことがありました。

Netflixのベーシックプランなら
月額990円なので携帯電話料金と
比較して決して高い値段ではありません。

しかし、
Netflixはジャンルとしては
「娯楽(生活必需品ではない)」に
当たりますので電話料金や電気代と言った
月額料金と違って契約してもらえる
ハードルは高いと言えます。

それに動画配信サービスには
YouTubeという無料サービスまでありますので
「お金を払ってまで見たくない…」
という人が一定数いるわけです。

ですからNetflixの有料プランの契約は
ハードルが高い印象を誰もが持っている
ことになります。

そこで登場するのが
フロントエンド商品「30日間無料」
お試しキャンペーンです。

最初に無料お試し商品を用意することで
お金を払う側は「無料なら試してみるか…」
という心理となって契約のハードルが下がります。

そして実際にNetflixのサービスを
30日間体験してもらって
「これなら毎月お金を払ってもよさそうだ」
と思う人が一定数出てくるので、

そのまま有料会員の契約に
スムーズに繋げていくことができるのです。

つまり
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の流れを作ることでお金を払うハードルを
下げておき本命商品を売りやすくなります。

「フロントエンド商品→バックエンド商品」
はお金を払う心理的ハードルを下げる
メリットがあるのです。

実際にNetflixは急成長をしているのは
このフロントエンド商品「30日間無料」
キャンペーンが大成功したからといえるでしょう。

そのおかげもあって
日本では動画配信サービスの定番の地位まで
登り詰めました。

ちなみに現在は「30日間無料」
のキャンペーンを実施していません。

その理由は
日本ではNetflixは定着しており
最初から有料契約を獲得できるように
なったからです。

心理的ハードルがなくなった現在においては
フロントエンドからバックエンドへ流す手間なく
契約が取れるので最初からバックエンド商品を
売っていくことができるようになります。

ですからフロントエンド商品はどちらかというと
広告宣伝という目的もあるわけです。

副業案件の募集ページで実施されるバックエンド商品の事例

副業案件募集ページで
実施されているバックエンド商品は
ある程度パターンが決まっていますので
事例を紹介します。

副業関連でのバックエンド商品の代表的な例は
「稼いだお金を出金するには正規会員(有料会員)
になる必要がある」という名目で30万円近い
お金を支払うよう請求してくるパターンです。

こちらの副業案件では

  • 完全無料でお届けいたします
  • まずは無料モニターとして稼いでみませんか?

といった文言を使って無料で
実践していることをアピールしています。

この「無料モニター」がフロントエンド商品となります。

実際にこのプロモーションでは
1週間後程度無料モニターとして
実際にお金を稼ぐ体験をすることになるのですが、

無料モニターが終了する段階が近づいていくると
「稼いだお金を出金するには正規会員になる
必要があります」といった説明があったわけですね。

そして正規会員募集ページをみたところ
約30万円の決済を迫る内容となっていました。

この販売者の本命商品は30万円のバックエンド商品です。

日本ではまだまだ副業に対してネガティブな人が多く
「怪しい」という理由から近寄ろうとしない人が
たくさんいます。

そんな状況もで「無料でできるなら…」
という理由で興味を示す人が一定数いるわけですね。

そいういった人を呼び込んで
無料体験をしてもらい「自分でも稼げるのか!」と
テンションを上げておいて勢いで30万円の高額商品を
契約させるという流れが取られています。

残念なことにこの流れを作って
バックエンド商品を売ると中身スカスカの商品で
あっても心理的ハードルが下がっているので
疑うことなく売れてしまうのですね…

そのため毎月のように怪しい副業案件が
出続けており一定数購入してしまう人が
出ているのが現状となっています。

「フロントエンド商品→バックエンド商品」
を使ったセールスの流れは
どんな商品でも売っていくことができる
ある意味「魔法」のセールステクなのです…

もうひとつ例を紹介しましょう。

こちらの
「フロントエンド商品→バックエンド商品」は
まず最初に無料でFXアプリを配布して

1週間後に無料体験版が終了して
10万円の有料サロン(バックエンド商品)へ
誘導する流れとなっていました。

確認したわけではないので
なんともいえませんが
30人くらいは有料サロンを
購入しているわけですね。

無料体験は購入への
心理的ハードルを下げるには
絶大な効果といえます。

どのように心理的ハードルを
下げていくかについては
プロダクトローンチの記事を参考に
してみてください。

関連

バックエンド商品があるかチェックする理由

もちろん本当に稼げる副業であれば
これで全然問題ないのですが、

実情をいうと無料体験は
でっち上げとなっていることが多く
実態のないビジネスをして

「まるで稼げているように思わせているだけ」

のことが多いです。

僕は元ITエンジニアなので
そのあたりの知識はあるのですが、

ウェブサイトに表示されている数字は
ねつ造しようと思えばいくらでもできます。

ですから30万円払って正規会員となったとしても
実態のないお金ですから出金することができないのですね…

そしてバックエンド商品販売後にトラブルに発展します。

しかし、
販売者は最初から売り逃げすることが前提なので
販売終了と同時に行方不明になることが多いです。

相手の行方がわからないので
連絡の取りようがなくお金を払った人が
泣き寝入りするしかありません。

副業案件のバックエンド商品は
こういったトラブルが頻発しているので
僕も含めて検証するときはバックエンド商品が
あるかどうかをチェックしているのです。

「特定商取引法に基づく表記」で判断できる可能性あり

副業案件の募集でバックエンド商品が
あるかどうかをチェックするにはどうしたらよいか?

これについては確実な方法が存在する
というわけではないのですが、

ひとつの方法として
「特定商取引法に基づく表記」をみることで
判断することが可能な場合があります。

募集ページを開いたら
まず一番下をチェックしてみてください。

すると「特定商取引法に基づく表記」
というリンクが用意されていることがあります。

もしリンクがあったら開いて
どんな内容かチェックしてみましょう。

そしてもし「返金(返品)について」
という項目があったらバックエンド商品が
待ち構えている可能性が高いです。

「モニター」とあればバックエンド商品が待っている可能性あり

  • 無料モニター
  • 先行モニター
  • 検証モニター

などモニターを募集する内容と
なっていたらバックエンド商品が待ち構えている
可能性が高いといえるでしょう。

先ほども触れたように
モニター期間に体験してもらったあとに
正規会員へ誘導する意図があるからです。

ですから募集ページをみたときに
「モニター」という文言があったら気をつけてください。

バックエンド商品は王道のセールス!怪しいセールスでも悪質セールスでもない(正しい導入事例)

このように説明すると
「バックエンド商品=悪」という印象を
持たれるかも知れませんが
決してそんなことはありません。

先ほども紹介したように
Netflixのような超有名企業だって
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の流れでビジネスをしています。

悪質な副業案件のように悪用されていることが
目立つのでネガティブな印象を持たれているだけで

「フロントエンド商品→バックエンド商品」
は商品を売る王道の流れなのです。

このままでは誤解されたままとなりそうなので
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の事例をもう少し紹介しておきましょう。

有名店コラボカップ麺(即席麺)

最近一番多いバックエンド商品の事例は
有名店コラボカップ麺(即席麺)かと思います。

有名ラーメン店などが監修していて
店の名前が商品名に入っているタイプの
カップ麺をコンビニで見たことがないでしょうか?

これは完全な
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
のセールス手法です。

コンビニのカップ麺コーナーに足を運んだ人に
店の名前が入ったカップ麺を見せることで
お店の存在を知ってもらい、

実際に購入して食べてもらい
気に入ってくれた人には店舗にも足を運んでもらう
という画策があるので実施されているわけですね。

僕も過去にコンビニのカップ麺で存在を知り
店舗に足を運んだことが何度もあります。

カップ麺という手頃な価格で
店の実力などを試してもらうことで
ハードルを下げることで
難なく足を運べる仕掛けになっているのです。

居酒屋のランチ

居酒屋のランチも
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の仕掛けになっているのです。

ビジネス街では居酒屋が昼営業をして
ランチを提供していることがありますね。

実はこれも
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の仕掛けとなっているのです。

安価な価格でランチを提供して
お店に足を運んでもらうことで
お店の雰囲気やどんなメニューがあるかなどの
情報を伝えることができます。

そしてランチで満足した人の一定数が
「よさそうだから夜もきてみるか」
となって夜営業の集客に繋がるのですね。

居酒屋が本格的に利益を出していくのは
夜営業になります。

ランチというフロントエンド商品で
入店のハードルを下げておき
夜の売上を増やしていく戦略がとられているのです。

無料券

僕の自宅ポストには
よく個人営業マッサージ店の1回無料券が
入っていることがあります。

この1回無料券もフロントエンド商品です。

マッサージは1時間で
数千円の費用がかかるため
比較的高額なサービスといえるでしょう。

そうなるとお店に足を運ぶ
ハードルは高いことになります。

そこで無料券を配布することで
「無料なら試してみるか」となって
一定数の人が足を運ぶわけです。

もちろん無料でサービスを提供するので
マイナス(赤字)となってしまうのですが、

マッサージなどは継続的に受けることが
必要になってくるので気に入ってもらえれば
常連となってくれる可能性があります。

つまり2回目以降の有料サービスを
継続的に受けてくれる可能性が高まるので
結果としてプラスになっていくのですね。

食品の試食コーナー

食品の試食コーナーも代表的な
フロントエンドからバックエンドに
繋げる売り方といえるでしょう。

新商品が出た後などはたいてい
試食コーナーが開設されて
実際に調理して売られていることがありますね。

リニューアルによる新商品ではなくまったく
新しい食品であれば
これまで世の中になかった商品ですから
購入には心理的ハードルがあります。

ですから、
購入前に試食をしてもらうことで
心理的ハードルを下げて
売っていこうとしているわけです。

化粧品の無料サンプル

ドラッグストアなどで買い物をすると
レジで化粧品の無料サンプル(試供品)を
付けてくれることがあります。

この無料サンプルもフロントエンド商品です。

僕は過去に化粧品のアフィリエイトを
していたのである程度わかるのですが、

化粧品は肌質によって合う合わないがあるので
合わないとかぶれなど肌トラブルが起こるわけです。

ですから
化粧品は一度決めたら当面変えることなく
新商品が出たとしても乗り換えてもらえる
可能性が非常に低い傾向にあるといえます。

そこで無料サンプル(フロントエンド商品)を
配って試してもらうわけです。

無料サンプルを配れば
「お金を払ってまで購入する気はないけど無料なら」
という理由で使ってくれる人がいます。

そして
「今使っている化粧品よりよいかも」
と思った一定数の人がバックエンドの
有料化粧品に乗り換えてくれて
売れるようになっていくのです。

AmazonのFireタブレット

Amazonが販売している
のFireタブレットもフロントエンド商品となります。

Amazonは通販で利用する人が多く物販で
利益を出しているのは事実なのですが

  • Amazon Music Unlimited
  • Amazon Prime Video
  • Kindle Unlimited(電子書籍読み放題)

といった有料コンテンツビジネスも
展開しているわけですね。

そしてFireタブレットは
これら有料コンテンツ(バックエンド商品)を
契約してもらうフロントエンド商品となっています。

Fire HD8 タブレットの
定価は9,980円となっているのですが、

タイムセール祭りなどでは3000円近く安く
なっていることがあり、

プライムデーやサイバーマンデーといった
大型セールのときは4000円台まで値下がりするのです。

さらに
Fire HD8 タブレットを購入すると
本来月額980円のKindle Unlimitedが
3ヶ月無料となります。

つまり4000円台のときに購入できれば
実質1000円ちょっとの金額で
Fire HD8 タブレットを購入できてしまうのです。

ハッキリ言ってAmazonはFireタブレットで
利益を出そうとは考えていないことがわかります。

間違いなく赤字です。

それでもなぜFireタブレットを
売り続けるのかといったらバックエンド商品
となる有料コンテンツの契約を期待しているため。

Fire HD8 タブレットを購入すると
Kindle Unlimitedの最初の3ヶ月は無料となりますが
解約しないと自動更新となり4ヶ月目以降は980円に
費用が発生します。

Kindle Unlimitedは雑誌関係は
大半が読み放題対象ですし漫画タイトルも豊富に
揃っているのでそのまま4ヶ月目以降も有料で
契約する人がいるわけです。

Fire HD8 タブレットの売上が
仮にマイナス(赤字)だったとしても
Kindle Unlimitedのような有料サービスを
継続してもらうことができれば結果として
プラスとなります。

これは他の記事やメルマガでも
触れていますが電子書籍など情報メディアは
一度作成したら無限に複製することが可能です。

一般的な物品と違ってバーチャルな商品なので
一度作ってしまえば無限に複製することが
可能なのでゼロコストで商品作成ができてひたすら
利益を出し続けるだけとなります。

Amazonは通販のイメージが強いですが
本命はバックエンド商品のコンテンツビジネス収益
なのです。

バックエンド商品まとめ

バックエンド商品とは販売者が
本当に売りたい本命の商品になります。

本命の商品は値段が高かったり
契約のハードルが高く売れにくい
場合が多くあります。

そういったときは「まずはお試しで」と
手軽に購入できたり利用できる商品を用意して
実際に試してもらいお金を払うハードルを下げる
戦略をとるのが一般的です。

副業案件の募集ではこの
「フロントエンド商品→バックエンド商品」
の流れを作ることが多いといえます。

日本では副業実践に対して「怪しい」といった
ネガティブな印象を持たれていることが多いので
最初から有料としてしまうと商品が売れません。

そこで「無料モニター」など手軽に実践できる
機会を用意して試してもらい正規会員へ誘導する
流れが多いですね。

もちろんしっかりとした副業案件であれば
継続サポートをしてもらえて稼ぎ続けることが
できるのですが、

多くはバックエンド商品を売ったら
行方不明になるなどトラブルに発展します。

そのため副業検証では
バックエンド商品があるかどうかをチェックしています。

募集ページの末尾にある
「特定商取引法に基づく表記」
をみて返金に関する表記があれば要注意。

バックエンド商品待ち構えている可能性が
あるので注意した方がよいかもしれません。

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