オイスイ(追水卓)です。
この記事では株式CFDとはいったい
どんな投資方法なのかについて
勉強したことを書いています。
というのもCFDで稼ぐ案件を
検証することになったのですが
僕自身がCFD投資について
知識がなく検証が難しい状態でした。
そのため事前にその案件が
株式のCFD投資をして稼ぐ
案件だったので調べてみる
ことにしたという経緯です。
正直いって僕はFXを若干かじった程度の
知識しか金融投資はしていないため
これが正しいかどうかは判断できません。
ですが検証するうえで必要になる
知識くらいは習得できたかなと
いう感じがあったので記事にします。
もし株式に限らずCFD投資で
稼ぐ案件を見かけたらここで
明記している知識を活用することで
検証に役立てることができるはず。
今回はIG証券の動画で勉強したので
IG証券の動画の内容をベースに
記事を作成していますので
詳細はIG証券のCFDの解説ページを
ご覧になってください。
出典:
CFD投資とは
そもそもCFD投資とはどういった
ものなのかについてですが
CFDとは「Contract for Difference」の
略語だそうで日本語訳すると
「差金決済取引」を意味するそうです。
差金決済取引と聞いて僕は
すぐにFXを思い浮かべました。
僕は2019年にFXの金融投資(資産運用)を
実践しており対象経験があります。
そのときに差金決済をして
利益を上げていたのでなんとなくですが
FXっぽいものかなというイメージが
湧いてきました。
実はこの認識は正しかったようで
IG証券の動画でも次のように
解説されていました。
CFDとFXは同じ仕組みの
金融投資(資産運用)になっていると
ハッキリ明言していたのです。
どうやら外貨を扱ったCFDのことを
FXと呼んでいるとのことなので
FXはCFDの一種とのことでした。
よってCFDの仕組みとFXの仕組みが
同じであるのは不思議ではありません。
FXの仕組み
ではここでFXとはどういった
仕組みでお金を稼ぐ方法なのか
知識のない未経験者・初心者向けに
ざっくりとしたFXの仕組みをお伝え
しようと思います。
FXについてわかっていたほうが
CDFの仕組みも理解しやすいですし
説明はFXと比較しながらやっていく
予定なのでまずは知識の深掘りという
意味でお伝えしておきましょう。
FXをスタートするには
まず証券会社(ブローカー)に
専用の口座を開設することから
はじまります。
そして証券口座に元手金を
預け入れることで売買スタート
できるようになるわけですね。
この預け入れる元手金のことを
「証拠金」といいます。
証拠金とさっそく難しい専門用語が
出てきましたが現時点では
「そういうものがあるのか」程度の
認識でOKです。
そしてこの証拠金の残高に応じて
外貨の売買を実施して利益を
出していくのがFXになります。
FXで儲けられる仕組み
FXでは外貨との交換レートを
使って利益を出していく稼ぎ方です。
2022年は「極度の円安」という言葉が
頻繁に使われていたことからもわかるように
円の価値がどんどん下がっていった年でした。
今は人民元と直接交換することが
できるようになりましたが
ながらく日本円は米ドルとしか
直接交換できない状況にあったのですね。
ですから米ドル以外の通貨に
両替するためにはいったん米ドルに
両替したうえで自分の求めている
通貨に両替するという手法をとるしか
ありません。
ですからニュースでは1ドル○○円と
いう発表が毎日のようにされている
というわけです。
ニュースをご覧になってわかるように
米ドルと日本円の交換レートは常に
変動しています。
もし1ドル120円のときに米ドルを
購入しておき1ドル140円になったとき
売却したら1ドル当たり20円の利益に
なりますよね。
こういった具合に為替の値動きを
利用して利益を出していくのが
FXになります。
たかが20円の差が出たくらいで
本当に大きく儲かるのか疑問に
なってくるかと思いますが
やってみると結構な額になることが
わかるわけです。
仮に1ドル120円のときに
120万円を注ぎ込んで100万ドルを
手にしたとしましょう。
これを1ドル140円のときに
売却したら140万円を手にする
ことができるわけですね。
※手数料は考慮していません
つまり20万円もの利益を
出すことができるわけです。
もちろん2022年は円安が
極端に進んだためこういったことが
起こりましたが元手金をそれなりに
用意することができれば大きく
稼ぐことは可能となっています。
最近話題となっている多額の元手金を
作って早期退職を目指すFIREでは
5000万円の資金を作ることが推奨
されていますね。
これだけの金額を用意することが
できれば1円の値動きでも大きな
利益を生み出すことが可能です。
このように安いときに購入して
高いときに売却するというのが
FXの基本的な儲け方になります。
そしてこのFXの仕組みを
外貨交換以外にも使えるように
したのがCFDとなるわけですね。
売りから入ることができる(空売り)
FXの特徴に「売りから入る(空売り)」
という仕組みが存在します。
業界では「ショートポジションを取る」
なんていわれたりしますね。
通常の売買ですと
先ほども触れたように1ドル120円の
ときに購入して1ドル140円のときに
売却するといった流れになるわけですが
これでは相場が上昇しているときは
稼げますが下落しているときは損するだけで
稼ぐチャンスがないということになるわけです。
ですがFXでは売りから入ることができ
下落相場であっても稼ぐことができます。
たとえば1ドル140円の相場で
今後元の120円に向かって戻っていくだろう
と予想した場合は140円の段階で空売りを
しておきます。
FXは証券会社の口座で実施するので
動いているお金は自分のお金ではなく
証券会社のお金なのですね。
そして証券会社から借りることが
できる金額を決めるのが先ほど
触れた「証拠金」の残高になります。
ですから自分がドルを保有していなくても
証拠金を利用して証券会社からドルを
仕入れて売るという行為ができてしまう
仕組みになっているのです。
そして予想通り下落して120円まで
落ちてきたら今度は先に空売りした
米ドルを買い戻して差額を利益に
することができます。
要するに証券会社の持っている
米ドルを140円で売っておいて
120円になった段階で買い戻して
20円の利益が出るという流れです。
金融投資(資産運用)には
株式・FX・仮想通貨・不動産など
いろいろありますがどれでもも
「売りから入る」が使えるわけでは
ありません。
というよりも空売りすることが
できるのは外貨と仮想通貨といった
通貨関連のものだけで現物取引などは
空売りできない仕組みです。
まあ、本来持っていないものを
売るなんてことはできませんからね。
それこそネットビジネスの
無在庫転売みたいなことになって
トラブルの原因となります。
そのため金融投資(資産運用)の
ほとんどは「購入→売却」の順でしか
売買できないようになっているのです。
ですが株式CFDの仕組みを利用すると
FXと同様に売りから入ることができる(空売り)が
できるようになってしまいます。
株式の場合は東京証券取引所など
証券所経由での売買となるので
空売りができませんが
株式CFDは証券会社が用意している
仕組みなので立替ができるのです。
全部が証券会社の内部で完結している
ことから空売りをすることができる
ことになります。
以下余談ですが
転売ビジネスには
空売りに近い稼ぎ方として
無在庫転売があります。
本来、フリマアプリなど使い
転売をするときは「仕入れ→販売」の
順になりますが
もし仕入れた商品が売れ残ってしまうと
当然ながら損失となってしまいます。
この過剰在庫となるリスクを
なくすために先に商品を売っておいて
売れて入金されたら
その売上金を使って仕入れを行い
購入者に発送するという手順の
稼ぎ方をするのです。
無在庫転売は先に高値で売って
安く仕入れるという本来とは
逆の順序で実施するので空売りと
同じ仕組みになっています。
ただ、無在庫転売は万が一
仕入れができなかったときに
購入者との間でトラブルになる
リスクがあります。
それもあって僕としては
あまりおすすめできない稼ぎ方と
しているわけですね。
現物でもCFDみたいなことは
できますがリスクがあるのです。
ですがCFDは証券会社がバックにいて
証券会社の資産を運用して自分の利益を
作り出していきます。
やっていることは無在庫転売と
変わりませんが証券会社の資産を使うので
トラブルに発展することはありません。
株式CFDは下落相場のリスクヘッジができる
空売りの仕組みが使えるのは
株式売買にとっては大きな
メリットとなります。
先ほども触れたように
証券取引所を通した株式の売買は
空売りができませんから
下落しているときは黙ってみすごし
上昇するのを期待するか
さっさと売却して損失を確定されるしか
方法がありません。
ですが株式CFDを使うことで
下落相場となって損失が出ている
ときでも利益を出すことが可能になります。
下落の兆候がみられたら
証券会社に建て替えてもらった
株式を売却しておいて
落ちるところまで落ちたら
買い戻して利益を出すことが
できるわけです。
そしてもし再び株価が上昇したら
実際に保有している株式を
将来を見越して特定のタイミングで
売却することでリスクを軽減できる
ことになります。
ちなみにFXでは売りポジションと
買いポジションをまったく同額
所有する行為を両建てと言って
禁止していることが多いです。
ですが株式CFDでは
両建てすることは認められているため
立派なリスクヘッジとなります。
レバレッジを利用することができる
レバレッジとは「てこの原理」のこと。
FX最大の魅力はこのレバレッジの
仕組みを使えるところにあります。
たとえば証拠金(元手金)として
10万円しか用意できなかったとすると
FXの微々たる値動きでは大きく儲けを
出すことができません。
仮に1ドル100円のときに全額投入して
1000ドル手にしたとしましょう。
これが円安の進行で140円まで
大変したとしても売却したときに
手にできる金額は14万円です。
40円というまず起こり得ない
値動きであっても4万円の利益に
しかならないわけですね。
僕は元手金10万円でスタートして
その現実を思い知ることになりました。
ですからFXで大きく稼ぐには
相同な金額の元手金を用意する
必要が出てくるわけです。
そうなるとFXの実践者は
ほとんどいないことになり
手数料で儲けている証券会社は
利用者の少なさから利益を出すことが
できなくなってしまいます。
そこで登場するのがレバレッジ。
先ほどから証券会社の立替を
利用するという話を何度か
出していますが
レバレッジも証券会社の
力を借りるということ。
てこの原理は小さな力
大きな効果をもたらすという
ことですよね。
証券会社は証拠金の金額に応じて
お金を立て替えてくれるレバレッジという
仕組みを用意しています。
日本国内にある証券会社ですと
最大25倍までレバレッジをかける
ことができるようになっていますので
10万円の証拠金なら250万円の
売買が可能です。
株式の売買でも「信用取引」
と言う仕組みが用意されており
最大3.3倍までの売買ができるように
なっていますが
IG証券の株式CFDではそれよりも
大きい最大5倍まで利用することが
できるとしています。
このレバレッジの倍率については
証券会社によってことなるので
一概にはいえませんが
少額であっても高額の売買を
実施する仕組みがあるわけですね。
ハイレバレッジのハイリスク投資に要注意
FXで大損したという
話をよく耳にすると思います。
それが原因でFXは怖いという
イメージが根強くありますよね。
ですが、
大損したというのはたいていの場合
この無理なレバレッジをかけて
少額なのに多額の取引をして
お金を溶かしたというケースが
ほとんど。
元手金を借金をして作り
ハイレバレッジをかけて
無茶苦茶な金融投資(資産運用)を
したうえで大損をして借金だけ
残ったというパターンです。
レバレッジは正しく使えば
強い味方になってくれますが
間違った使い方をすれば
自分に大ダメージがあります。
もしCFD投資をする案件で
「少額でも大きく稼げる」みたいな
うたい文句で募集している場合は
ハイレバレッジの疑いがあるわけですね。
僕はこれまでさまざまな
副業案件や投資案件や支援金案件の
検証をしてきました。
そのなかにはFXを扱った案件もあり
元手金10万円あれば初月から150万円
稼ぐことができるみたいなものも
あったわけです。
そのような異次元の稼ぎ方が
可能になる方法があるとしたら
レバレッジを効かせた稼ぎ方。
元手金に対して稼ぎの金額が
大き過ぎるCFD投資の場合は
ハイレバレッジのハイリスクトレードを
する疑いがあります。
そういった稼ぎ方の案件を
みかけたときは近寄らないほうが
賢明でしょう。
株式CFDは少額・少量の購入ができて練習になる
僕は株式の売買をした
経験がないのではじめて知ったのですが
どうやら株式には最低の購入数が
決まっているようです。
どうやら100株が最小数と
なっているとのこと。
ですから仮に1株300円でも
最低の購入数が100株なので
3万円は必要になる計算です。
よって株式の売買であっても
ある程度の元手金は必要に
なってくることが予想されます。
ですが株式CFDを利用することで
最小株数は1株から購入が可能となり
少額でも売買ができるようになるとのこと。
おそらくこれは証券会社が
購入した株式を1株単位に分割して
売りに出していることが理由なのかな
という印象です。
※やったことがないのでわかりません
このように少額からスタートできるので
金融投資(資産運用)経験がなく
不案な人であっても練習の場として
利用することも可能とか。
株式投資をしてみたくても
最低100株買うとなればハードルは
明らかに高いです。
ですが株式CFDなら数百円株を
1株から購入することができるので
万が一大暴落したとしても
損失はそこまで大きくなりません。
株式売買の練習として利用するには
もってこいの環境なのかなと言う
印象がありますね。
僕がもし株式投資を本格的に
やるとしたらCFDからスタートする
かもしれません。
株主優待の恩恵は受けられない
株式投資の魅力に株主優待があります。
日本ではとくに
株主優待券目当てで株式の売買を
している人も多いといえます。
実際のところ株式というのは
企業を応援するための出資というのが
本来の目的なのでむしろこちらのほうが
健全なのですが。
吉野家ですと株式の保有数に
応じて500円の食事券が年に2回
配布されますよね。
しかしながら株式CFDを利用する場合は
株主優待を受けることができません。
これも証券会社が代理購入した
株式を分割して取得するので
おそらく証券会社が株主優待を
受ける権利を持っていることが
理由と推測されます。
株主優待を受けることはできませんが
配当金については通常の株式同様に
配当されるとのことなので
株主優待を我慢できるならCFDを
利用するというのもアリですね。
株主優待が欲しくて株を買うなら
証券取引所経由で購入するしかないです。
売買できる時間が長い
これは証券会社によって
違いは多少あるみたいですが
月曜日から金曜日までならほぼ
24時間いつでも売買することが
できるようになっているとか。
僕がFXをやっているときは
たしかに24時間売買ができたので
おそらく株式CFDも同じでしょう。
ほぼ24時間としたのは
どこの証券会社のシステムも
1時間程度のメンテナンス時間を
設定しているのでその時間帯は
売買ができません。
そのため多くの場合は23時間の
利用が可能な状態となっていますね。
もしこれが実際の株式売買となれば
証券取引所が開場しているときしか
基本的に受け付けてくれません。
東京証券取引所ですと
平日(月曜日から金曜日)の
8時45分から16時45分となっています。
普通の会社員であれば定時で
働いている時間ですよね。
そのため証券取引所を
経由した売買は物理的に
厳しいところがあります。
ですが株式CFDであれば
メンテナンスの時間と土日を
除けば祝日であっても月曜日から
金曜日までは自由に売買できますので
非常に扱いやすいといでしょう。
自分のライフスタイルに合わせて
株式の売買ができるのは本業持ちの
人にとっては助かることだといえますね。
まとめ
株式CFDとはFXと同じ仕組みで
株式売買をすることができることを
意味することがわかりました。
通常の株式の売買ですと
証券取引所が開場している時間で
ないと売買ができません。
また売りから入る「空売り」も
できませんから相場が下落している
ときは黙ってみているか諦めて
損失を確定させるしかないです。
また少額での売買は難しく
多額の元手金を用意しないと
大きく稼ぐことは厳しい
金融投資(資産運用)といえるでしょう。
現時点でお金がなく困っている人や
本業があり平日昼間は仕事をしている
といった人にとっては実践が難しいのが
株式投資となります。
ですがCFDの仕組みを使うことで
月曜日から金曜日までならほぼ24時間
いつでも売買することが可能になりますし
レバレッジを使えば元手金以上の売買を
することも可能。
空売りもできますので下落相場のときは
空売りをして損失を最小限にする
リスクヘッジをすることも可能です。
こういった具合に株式CFDを活用すると
株式の売買がしやすくなるのは間違いない
ことなのかなと思います。
ですが僕もFXを実践して経験していますが
レバレッジを扱うことができる売買は
少額でも大きく稼げますが
反面として損失も大きくなるところが
あるわけです。
FXでも大損している人はなかば
博打的なポジションの取り方をして
大損して退場するといったことに
なっているケースがほとんど。
CFDの仕組みは少額投資の
強い味方になるのは間違いないですが
大損するリスクも含んでいることは
忘れてはいけないでしょう。
もしCFDを使った金融投資をして
少額ながら大きな金額を稼いでいける
という案件をみかけたらハイレバレッジの
ハイリスク投資をする危険性があります。
ハイレバレッジの危険な売買をする疑いが
あれば近寄らない方が賢明でしょうね。