ビジネスの原理原則【質は量からしか生まれない】初心者は最初から質を求めるな!手数を打って試す

情報発信・ブログ運営ノウハウ

オイスイ(追水卓)です。

この記事では初心者ブロガーをはじめ
これからビジネスをして稼ぎたい人に
ぜひ肝に銘じて欲しいと思うことを
お伝えします。

それはタイトルにあるように
「質は量からしか生まれない」という
ビジネスの原理原則です。

僕はブログで稼ぐことを
おすすめしているので
初心者ブロガーから
「重要なのは質ですか?量ですか?」
といった質問を受けます。

ここではっきりと申しますと
初心者は質とか量とか気にする
必要はありません。

それは初心者は初心者なりのものしか
生み出せないからです。

もし最初から高品質なものを作れるのであれば
それはもはや初心者ではなく完全なプロ。

気にするだけ意味がないのですね。

ですから初心者がまずすべきことは
数稽古すること。

ネットビジネスをはじめている人の
多くは副業での実践なので
時間がないなかで効率的にやりたいと
思っていることでしょう。

そしてすでに情報発信で成果を
出している人は口を揃えて
「質が重要」といった発言をしていることから
やたら質重視で行動する傾向があります。

しかし、ビジネスの原理原則として
「質は量からしか生まれない」がありますので
数稽古していない人に高品質なものを
生み出すスキルは皆無。

初心者が質重視で行動すれば
どんどん成功から遠ざかっていくことに
なってしまうのです。

「質が重要か?量が重要か?」という
質問を受けたら僕も「質が重要」と
答えるでしょう。

ですが、それは初心者を脱したあとの話。

もしあなたが「自分は初心者」と
思っているならまずは数稽古して
手数を打っていくことが必要なのです。

そうしないと高品質なものを作れませんし
成功する可能性も薄れていきます。

なぜ「質は量からしか生まれない」が
ビジネスの原理原則として存在するのか
その事例などを含めてこの記事では
解説していきましょう。

この成功するための原理原則を知れば
まずは手数を打つことがいかに重要かが
わかってくるはずです。

「質は量からしか生まれない」を証明するパレートの法則(8:2の法則)

本題の質は量からしか生まれないを
証明しているといえるのが
ビジネスの世界では一般的とされている
「パレートの法則(8:2の法則)」です。

あなたがビジネスについて
勉強した経験があるのなら
このパレートの法則について
すでにご存知かもしれませんね。

このパレートの法則は簡単に説明すると
「2割の優良顧客が8割の売上を作る」
というもの。

つまり顧客が10社あったとしたら
そのうち優良顧客は2割にあたる
2社だけとなり
その2社が会社全体の売上の
8割を作っているということ。

逆に残り8社が作っている
売上というのは全体の2割と
微々たるものという法則が
多くの企業でみられるというわけです。

パレートの法則はビジネスの
分野で語られることが多いので
顧客を例にされることが多いですが

他にも当てはまることが多く
「売れ筋商品は扱っている商品の2割」
みたいな顧客だけに限らず
分析してみるとパレートの法則に
当てはまっていることが多かったりします。

あなたも1日の使い方を
振り返ってみて思い当たる節は
みつからないでしょうか?

たとえば、
スマートフォンアプリで
普段からよく使うモノは
インストールしているアプリの
2割程度だったりしませんか?

このように質の高いものというのは
全体の2割程度に収束して
残りの8割は補助的な役割という
位置づけになることが多いのです。

冒頭部分で
初心者が質の高い記事を書くのは
難しいというお話しをしたのも根底に
パレートの法則があるため。

結局のところ
最初から2割の良質を求めるというのは
相当ハードルが高いことなのです。

というよりももしそれができるなら
パレートの法則なんて存在しないでしょう。

パレートの法則で優良顧客は
2割しかいないというのは
「質は量からしか生まれない」が
原理原則としてあるからです。

初心者ブロガーがいくら頑張って
質の高い記事を書こうとしたところで
パレートの法則が発動するので
ピンポイントで2割を狙うのは
ほぼ不可能に近いことといえます。

質重視の最高峰!ダイヤモンド採掘も「質は量からしか生まれない」の一例

ビジネスの世界では比喩として
「ダイヤの原石を発掘する」という
表現が使われますよね。

特徴のないごく普通のもののなかから
良質なものを掘り当てることを目指す
表現としてよく使われるものです。

これも大前提として
パレートの法則があるからといっても
過言ではないでしょう。

まず、大前提としてダイヤモンドは
「質」が求められるものです。

ダイヤモンドの値段は純度によって
決定されているところがあり
不純物がなく純度が高ければ高いほど
高品質であり値段が高くなります。

まさに質重視の最高峰といっても
過言ではないわけですね。

さて、そんなダイヤモンド採掘の
現場ではどんなことが行われているのか?

鉱物の採掘というのは
不純物がたくさん混ざった状態で
採掘されるわけですから
篩い分けをして良質なものだけを
残すという作業が必要になります。

このとき採掘して出てきた
ダイヤモンドの塊のうちジュエリーなどに
使える良質なものは10%から20%で
残りの80%くらいは不純物が多く
使えず捨てられるのです。

つまりダイヤモンドの採掘現場でも
パレートの法則が当てはまっていたりします。

ダイヤモンドの採掘は長い歴史があり
当然ながら技術革新も頻繁にされています。

常に最新の機器を投入して
できるだけ無駄のない採掘をして
コストカットに勤めているわけです。

そんな努力があったとしても
採掘したダイヤモンドの塊から
ジュエリーに使えるのは2割程度。

玉石混淆という事実は変えられません。

どんなに頑張っても8割は
質が悪く捨てられることになる
現実はかわりません。

ビジネスの世界で
「ダイヤの原石を発掘する」という
表現が使われるのも8割は捨てられ
2割だけが残ることからきているのです。

ユニクロのイギリス進出で成功したのは1割

もうひとつあなたにお伝えしたい
「質は量からしか生まれない」という
事例をご紹介します。

その例というのはユニクロの海外進出。

いまでこそ海外にも進出して
好調なユニクロですが
海外進出には苦労したエピソードがあると
当時経営者だった柳井正さんはおっしゃっています。

この話は柳井正さんが書いた自叙伝
「一勝九敗」にあったものです。

ユニクロは最初に広島県広島市で
産声を上げたあと関西・関東へと
東に向かって進出していきます。

この東に向かって進出するのも
決して順風有満帆とはいかなかったようですが
徐々に受け入れられ日本全体で認知され
成功することになりました。

そして次に目を付けたのは海外。

日本で成功したら海外進出を考えるのは
ごく普通のことですよね。

ユニクロも例外なく海外進出を
狙っていました。

海外進出するとなれば旗艦店を
どこに出店するかが非常に
重要になってきます。

ここでユニクロが選んだのは
イギリス(ロンドン)でした。

旗艦店となれば広告宣伝効果を
狙った立地選びが重要になります。

候補として

  • ニューヨーク
  • パリ
  • ロンドン

が挙がってきたそうですが
ニューヨークとパリはハードルが高く
進出が厳しいと判断して断念し
イギリスのロンドンに決まったそうです。

ユニクロは地元メディアなどにも
紹介されオープン初日には
行列ができるほどで順調な
スタートを切ることになったとのこと。

ただ、
最初がよければそれでよいと
ならないのがビジネスの世界。

そこから成長・発展することが
求められるため店舗数を増やして
売上を伸ばしていかないといけません。

そのためユニクロは3年で50店舗という
目標を掲げてスピード出店に力を
入れていくことになったわけです。

ですが、従業員や物流などさまざまな
問題と直面することになりほとんどの
店舗では赤字となります。

21店舗まで増えた段階で計画の見直しをし
逆に店舗を減らす方向へと梶をきることに
なりました。

結果として軌道に乗った5店舗だけ
残して様子見することになったのです。

つまりユニクロのイギリス進出は
予定していた50店舗にまったく及ばない
1割に当たる5店舗の成功し残せない
結果となってしまいました。

現在はイギリスの事情を把握したうえで
再び店舗拡大に転じていますが
最初の進出時は9割が失敗に終わっているのです。

まさに柳井正さんが自叙伝のタイトルにした
「一勝九敗」の状況になっていました。

このように大成功しているユニクロも
パレートの法則で計画倒れしている事例が
多々存在するのです。

当時、日本でフリースが大ヒットし
勢いに乗っているユニクロであっても
海外進出に絞ってみれば初心者。

初心者は手数を打って試してみないことには
うまくいくかどうかはわからないのです。

ユニクロも歴史を追ってみていくと
「質は量からしか生まれない」で
やってきているのですね。

初心者は質を求めるな!手数を打っていろいろ試すこと(最後に)

これは極論ですが
「初心者は質を求めるな!」というのが
僕の主張です。

冒頭部分でもお伝えしたように
初心者がいくら頑張っても
高品質なものを生み出すことは
できません。

あなたも会社員なら
きっと新入社員だった時代があるでしょう。

そのときを思い返してください。

いろいろダメ出しをされて
怒られながら仕事を覚えて
いまの状態になっていないでしょうか?

僕はもともとITエンジニアで
プログラマーをしていたのですが
新入社員当時は作ったプログラムに
散々ダメ出しをだされものです^^;

あなたもきっと
最初から質を求めることはできないと
わかっているはず。

初心者と自覚しているのであれば
手数を打っていろいろ試すしかありません。

その手数を打ったなかから
高品質なものだけを残して
全体の質を高めていくのが
ビジネスの原理原則。

これはダイヤモンドの採掘現場もそうですし
日本を代表する企業のユニクロだって同じ。

百発百中を狙うというのは
ビジネスの世界では不可能に近いので
結局のところ手数を打つしかありません。

僕もビジネスを10年以上やっていて
いろいろな成功者をみてきました。

そういった人のなかで失敗を
一度も経験せず成功した人に
会ったことがありません。

成功している人たちは
いままで挑戦してきたもののなかから
ごく一部がヒットして成功者になれた
という人ばかり。

まさにパレートの法則のごとく
8割くらいは失敗作を生み出して
撤退してきているわけですね。

成功者ですら失敗ありきなのですから
初心者がいきなり質を求めて行動するのは
無謀なことは明らか。

失敗前提・ダメ元でもよいので
手数を打って数稽古することが
初心者に求められる行動です。

時間がないので失敗せず成功したい
という思いもわかりますが
「質は量からしか生まれない」の
原理原則があるため不可能に近いこと。

「初心者は質を求めるな!手数を打っていろいろ試すこと」
と認識して日々行動していただきたいと思います。

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