オイスイです。
この記事ではブログ運営をすると必ず出てくる「SEO対策」について、僕なりの解説をしていきます。
解説すると大それたことを
最初に申しましたが
SEO対策の世界は奥が深く
突き詰めたらキリがありません。
ですからこの記事では
僕がお伝えできる範囲で
かつ初心者でも、
「最低限これだけは押さえておこう」
というできるだけシンプルな
内容に凝縮しました。
よって「SEO対策を極めたい!」という上級者にはまったく参考にならない情報になりますのでご留意ください。
ブログ運営初心者のSEO対策は最低限でよい理由
SEO対策がどんなものかの前に
なぜ初心者は最低限のSEO対策だけを
意識すればよいかについてお伝えします。
まず、大前提としてSEO対策には明確な正解がありません。
冒頭でも触れたとおり突き詰めたらキリがないです。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で
要約すると「検索エンジン最適化」という意味です。
検索エンジン最適化(けんさくエンジンさいてきか、英: Search Engine Optimization, SEO、サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)とは、検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成などを調整すること。また、その手法の総称。
出典:検索エンジン最適化 – Wikipedia
2023年現在、検索エンジンの世界シェアを
とっているのはGoogle検索になります。
世界では圧倒的にGoogle検索を使っている人が多いわけですね。
日本ではYahoo!の検索を使っている人が
多い印象があるかもしれませんが
実はYahoo!検索もGoogle検索だったりします。
つまりYahoo!のトップページで検索すると
Googleのサーバーにアクセスして検索して
それをYahoo!の表示形式に変換して
出しているだけなのですね。
よってYahoo!検索を使っている人は
知らず知らずのうちにGoogle検索を
使っていることになっています。
Google検索のシェアは9割と
いっても過言ではありません。
一応ライバルとしてマイクロソフトが
運営している「Bing」という検索エンジンも
ありますがこちらは残りの1割といったところ。
Microsoft社はChatGPTに1兆円以上のビジネス投資をしました。
そしてChatGPTの技術をBingに搭載した「Bing AI Chat」をリリースしています。
Google検索の独占状態を脅かす存在が次々と出てきているので、今後はどうなるかわかりません。
とはいえBing検索のシェアが
Google検索を上回ったという情報は
2023年現在は出ていないので
SEO対策とはGoogle検索を相手とした
施策となる構図は変わりません。
ネット検索はスマートフォンが主流です。
Androidを使っていればGoogle検索を自然と使うことになりますし、iPhoneの標準ブラウザのsafariもGoogle検索がデフォルトなのでGoogle検索のシェアを脅かすまでにはなっていません。
そしてここからが本題。
僕は2012年からアフィリエイトをスタートして
SEO対策とは深く関わってきた人間です。
そのためこの10年間でSEO対策がどう
移り変わってきたかも把握しています。
この10年間でSEO対策は右往左往する
状況が続いており、いまだに
「これが正解」というものがありません。
というのもGoogle検索はプログラムなので時代に応じて修正が加えられ都度アップデートが行われているわけです。
あなたもスマートフォンを持っていれば
定期的にアップデートの通知がくることは
経験しているはず。
Google検索も同じようにアップデートをして
機能追加したり削除したりを繰り返しており
「なにが最適化なのか」がそのときどきで
変わってくるのです。
そのため冒頭でもお伝えしたように
突き詰めたらキリがありません。
実際に日本にはSEO対策を専門とするコンサルタントもいるくらいです。
こういった職業にすることができるほど
高い専門性を必要とする難しいことと
なっています。
SEO対策は非常に難しく
初心者の手に負えないモノとなっています。
Google検索エンジンのアップデートと
イタチごっこになり出口のない
迷路に入り込むことになるでしょう。
とはいえブログ運営をしていくうえではSEO対策は必要となってくることなので避けて通れないのは事実。
僕は2012年からSEO対策をしてきた
経験から時代によってコロコロSEO対策の
方法が変わるのを目の当たりにしてきたのは
事実なのですが
ここはいつの時代も変わっていないよね
という部分があることにも気づいたわけです。
僕もかつてSEO対策に明け暮れて
教材をたくさん購入しましたが
どれも現在は使えないモノとなっており
お金を無駄にしたなと思っています。
最近はテクニカルなSEO対策は
まったくしておらず
最低限のことしかしていませんが
集客は十分できている状況です。
初心者を含めて個人で
情報発信をするのであれば
テクニカルなSEO対策は不要で
最低限おさえておくポイントさえ
知っていればOKだと考えています。
難しいこと抜きにしてこれだけ知ればOKと考えたのでこの記事を作成することにしました。
SEO対策とはなにを意味するのか?
そもそもSEO対策とは
なにを意味するのか?
先ほども触れたようにSEOとは
「Search Engine Optimization」の略で
要約すると「検索エンジン最適化」
という意味です。
この検索エンジン最適化をすることで
どんなメリットを受けることができるのか
ざっくりと説明します。
Google検索を相手にSEO対策をして
得られる効果として、
ネット検索したときに
自分のウェブサイト(ページ)をライバルの
ウェブサイトより上位に表示させることができる
というものがあります。
よって検索結果で目立たせるコツという認識で問題ありません。
なぜこのライバルより上位に表示させる
ことが重要になってくるのか?
インターネット集客で有利になるからです。
ショッピングモールなどでも
入り口に近い店舗のほうが
遠い店舗より集客しやすい
傾向にありますね。
Google検索で言う「入り口に近い」は
検索したあと検索ユーザーの目にとまりやすいか
どうかで決まってきます。
たとえばGoogle検索で「ダイエット」と検索した場合は検索結果ページにダイエットに関連したウェブサイトが一覧に並ぶことになるでしょう。
あなたもこれまでGoogle検索エンジンや
他の検索エンジンを利用したことがあれば
経験があると思いますが
基本的に上から順にリンクをタップ(クリック)して
みていきますよね?
つまり上位表示されるほど検索ユーザーが
アクセスする可能性が高くなり
集客しやすくなるというわけです。
これが自分だけの独占状態なら
容易に1位に表示させることができて
SEO対策はまったく必要なくなります。
しかし、たいていの場合は
同業他社のウェブサイトが出るもので
そうなるとライバルよりも上位に出すことが
必要になってくるわけです。
そうしないと同業他社に顧客を取られることになってしまいますからね。
そのためGoogle検索エンジンから
集客することを考えている企業や人は
SEO対策をしてより入り口に近い
1位表示を目指して対策をしているのです。
Google検索アルゴリズム(自動判定プログラム)について
このパートで紹介する内容は
「そういうものなのか」程度の
知識として持っているだけで十分です。
この話を聞けばSEO対策が
初心者には手に負えないことが
明確にわかると思いましたので
書くことにしました。
そういう認識でご覧になってください。
先ほどGoogle検索で入り口に近い
検索結果1位を目指すことがSEO対策と
紹介しましたがなぜそんな対策が
必要になってくるのか?
その理由は単純でGoogle検索結果はランダムで決まっているわけではないからです。
Google検索エンジンが
「検索者に返す答えとして最適」と
判断したウェブサイト(ページ)を
上から順に並べているわけです。
「プログラムにそんなことができるのか?」と
思うかも知れませんが、
ここ最近は劇的にAI技術が進歩しているのは
ニュースなどでも明白でしょう。
この10年でIT業界は様変わりしているので
徐々に技術進歩から質の高い情報発信が
できているかどうか判断することが
できるようになってきたわけですね。
その自動判断をしているのが
Google検索アルゴリズム(自動判定プログラム)
というもの。
Google検索アルゴリズム(自動判定プログラム)には
Googleが「質が高い」と判断するプログラムが
詰め込まれています。
その検索アルゴリズムに情報発信者のウェブサイトやページが通されて加点方式で点数が加点され高得点をたたき出したウェブサイトが晴れて1位に表示されるのです。
※減点判定もあるとされている
ですからGoogle検索アルゴリズムに
どんなものがあるかを分析して
対策をほどこしていけば
模範解答通りの情報発信ができて
ライバルよりも上位に出すことが可能です。
ちなみにこの判定(ランキング決定)基準ですが2009年時点では200以上あると公表されています。
それから10年以上経過しており
もちろんですがこれまでアップデートが
何度もありました。
よって現在は200どころでは
なくなっている可能性すらあります。
こうなると初心者には手に負えないものとなってきますよね。
ですから最低限のことだけ覚えておけばよいと考えているわけです。
Google検索アルゴリズム(自動判定プログラム)は定期的に変化している
これも余談ですので
「そんなものか」という認識が
あればOKという内容になります。
Google検索アルゴリズム(自動判定プログラム)は定期的に変化しておりハッキリとした模範解答がないことも認識しておく必要があるのです。
というのも最近はGoogle検索を使わず
- X(旧Twitter)の検索
- Facebookの検索
- YouTubeの検索
といったSNSの検索で終わらせてしまう人が
増えていることに理由があります。
こういったSNSや動画サービスが
登場する以前は
「インターネット利用者=Google検索」
と言う構図となっておりGoogle検索の
利用者獲得は容易でした。
ライバルといったらヤフー検索くらいでしたが
Yahoo!も独自検索エンジンを捨てて
Google検索を間借りする方針に転換したので
独占状態になっていたのです。
しかし、SNSや動画サービスの台頭によりGoogle検索も危うくなってきました。
Googleにとって検索利用者離れは深刻な問題です。
Google検索結果には広告が挿入されており
広告収入がGoogleの売上の大部分を
占めているといわれています。
検索結果の広告効果を最大にするには
たくさんの人にGoogle検索を使って
もらわなければいけません。
検索利用者離れはSNSの検索が
便利ということもあるのですが
Google検索結果が検索者の探している答えに
なっていないケースが多いという理由もあります。
Google検索アルゴリズムは
現在も不完全な状態で動いているのです。
https://www.sistrix.com/blog/why-almost-everything-you-knew-about-google-ctr-is-no-longer-valid/
こちらはSISTRIX社が
調査した検索結果のCTR結果です。
CTRとはクリックスルーレートの略で
検索結果が表示されたあとリンクを
クリックしてウェブサイトに訪問したか
どうかの割合になります。
1位のウェブサイトですら「28.5%」と30%を下回っており70%の人が検索結果をみるだけで終わらせているのです。
つまり「Google検索では答えがみつからない」と判断してSNS検索へ移っています。
このように
Google検索アルゴリズムは
検索者の期待通りでない不完全な状態なので
Googleは日々テコ入れをして
期待通りになるよう改良を加えているのです。
現在の検索結果はGoogleの用意した
最終的な模範解答ではなく仮の解答になります。
現在1位に表示されていたとしても
Googleが模範解答を書き換えれば
順位を落とすことになるでしょう。
Googleは模範解答を状況に
よって書き換えてくるので、
インターネットで情報発信している人は
Googleに振り回されることになります。
状況によって模範解答がコロコロ変わるのでGoogle相手のSEO対策は難しいのです。
初心者は難しいこと抜きにしてこれだけ知ればOK
SEO対策の極論をいってしまえば
「いかに検索エンジンから好かれるか?」
になります。
つまり検索エンジンから「価値のあるウェブサイト(ページ)だ」と認識されさればよいわけです。
では価値のあるウェブサイトとは
どんなモノでしょうか?
それは検索している人が「そうそう、それが知りたかったんだよ!」となる情報発信をしているウェブサイトです。
検索エンジンを使っている人は
なんらかの悩みや問題を抱えていて
解決策を探している
であれば解決の糸口になるような
情報を発信したら役立つ情報になりますよね?
検索者が「なぜこの検索をしたのか」と意図を
考えて答えを用意するという
基本的なことをしたらSEO対策のほとんどは
完了するのです。
Google検索アルゴリズムがどんな
加点方法をしているかなど調査して
対策するみたいな小難しいことを
しなくても自然とSEO対策ができていく
ことになります。
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先回りしてライバルにSEOで勝つ!
2023年現在の最新版Googleアナリティクスでは計測方法の変更により大幅な変更がありました。
よって一部説明に不一致があります。
ただし、検索者が
「なぜこの検索をしたのか」と
意図を考えて答えを用意するは
誰もがやっていることで差別化になりません。
一歩前に出ることができないと
ライバルに勝つことは難しいです。
そこで意識して欲しいのは先回りするという視点になります。
検索エンジンから訪問したウェブサイトで
悩みや問題が全部解決することもありますが
多くの場合は別の新しい疑問が湧き出てきて
再検索をはじめます。
その再検索の手間を省くために検索者の
悩みに先回りして
「もし記事を読んで○○という
悩みが出てきたらこちらの記事を
読んでください」と誘導すると親切ですよね。
検索者が次に検索しそうなことを予想し先回りして回答を用意してあげるのです。
先回りすればするほど自分のウェブサイトを
巡回してもらい悩みを解決してもらえれば
さらに役立つウェブサイトとなります。
Googleがサイト運営者向けに
提供しているアクセス解析ツール
「Googleアナリティクス」の
トップページには
- 直帰率
- セッション継続時間
の2つがあります。
直帰率というのは
最初に訪問したページから
他のページへ移動せず「×」ボタンを
押した人の割合。
セッション継続時間は
他のページに移動して最終的に「×」ボタンを
押して閉じるまでの合計時間を計測した
数値(厳密にはもう少し複雑)です。
Googleアナリティクスでは
訪問者の行動を細かくチェックする
機能があるのですが
そのなかからあえて「直帰率・セッション継続時間」の2つをトップページに配置しているのか?
普通に考えればGoogleが重要と考えているからでしょう。
では「直帰率・セッション継続時間」で
高評価を出すにはどうしたらよいか?
これはすでに答えを出している通りで
「先回りする」ということです。
訪問者が記事を読んで
新しい疑問が湧き出てきたときに
その答えを別ページに用意しておき
誘導してあげれば直帰率の数値は下がりますね。
複数のページを巡回すればするほど
ウェブサイトを閲覧している時間が長くなるので
自然とセッション継続時間も長くなっていくのです。
先回りすればするほど
Googleからの評価が高まり
ライバルよりSEOで有利になります。
初心者はここまで知っていれば
テクニカルなSEO対策は不要です。
ここで
「もっと深くSEO対策をマスターしよう」
なんて考えるとその場限りでしか通用しない
小手先のテクニック教材を買いあさり
ノウハウコレクターとなります。
【追記】Googleアナリティクスに変更あり
2023年よりGoogleアナリティクスは
最新版となるGA4へ移行しました。
従来のGoogleアナリティクスは
ウェブサイトの計測に特化したものでしたが、
最近はウェブサイトから専用アプリに
誘導するケースも増えており
ウェブサイトの計測だけというのは
時代に合わなくなりました。
Amazonの販売ページが検索結果に出ると、即アプリが起動してアプリの販売ページに移動することになります。
そうなると「セッション継続時間0秒で直帰」という判断になり、決して正しく計測できているとはいえません。
それによりウェブサイトと
アプリを横断する計測ができるように改良されて
計測できるデータ方法も変更されています。
最新版のGA4では従来あった
「直帰率」と「セッション継続時間」が
廃止されて「平均エンゲージメント時間」と
計測方法が変更された新直帰率が
新しく登場しています。
「平均エンゲージメント時間」は引き続きすぐ確認できる位置にありますが直帰率については非表示がデフォルトで自分で設定しないといけなくなりました。
レポートへの追加方法の解説はこちらの記事がわかりやすいです。
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まとめ
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で
要約すると「検索エンジン最適化」という意味です。
自分のウェブサイトをライバルの
ウェブサイト(ページ)より上位に
表示させることによりウェブ集客で
有利になれます。
ウェブ集客を増やすためにはSEO対策をマスターして上位表示させることが必要です。
ただし順位を決める
Google検索アルゴリズムは
状況によって変化しており
模範解答がありません。
検索アルゴリズムが用意した「答え」に
近い情報発信ができれば上位表示できますが
答えは状況によって変化するので
正解のないなかで手探りする必要があります。
SEO対策を本業としている
専門家もいるくらい難易度が高いことなので
初心者の手に負えるモノではありません。
しかし、SEO対策もまったくせず
情報発信していては誰の目にも
触れることなく役に立たない
ウェブサイトとなってしまいます。
そうならないためには検索者の疑問に対して
「そうそう、それが知りたかったんだよ!」
といってもらえる情報発信をすることが大切です。
役に立つ情報発信ができれば
小細工SEO対策は必要ありません。