オイスイ(追水卓)です。
この記事ではブログ運営をするなら自動記事作成ツールを使ってはいけないというテーマでお伝えしようと思います。
この記事を作成してようと思った
きっかけとなったのは最近話題になっている
「ChatGPT」の存在です。
僕もアカウントを開設して
使ってみたのですが
なかなか凄いツールが出てきたなと
思った次第です。
ChatGPTに「○○について教えて」
と入力して送信すると
その場で文章を作成してくれます。
もちろんこのChatGPTは
質問に対して答えを返すことが
目的となっているので
ブログ記事を自動作成するために
あるものではありません。
しかし、僕は自分でお金を稼ぐ
方法を検証していくなかで
すでにChatGPTを使った稼ぎ方
みたいなのも出てきています。
そのなかにはChatGPTに
情報を生成させてブログなどに
投稿して片手間に稼ぐみたいな
ものも登場している状況です。
たしかにChatGPTのような自動記事作成ツールというのは便利なのですがデメリットが,
あることも認識したうえで使わないとなにかとマズいと思います。
僕はアフィリエイトを10年以上やってきて
自動記事作成が全盛期だったことも多少は
知っています。
しかし、自動記事作成はだんだんと
ただのスパム扱いされるようになり
デメリットばかりで利用価値がなく
使われなくなってきました。
しかしChatGPTの登場により
自動記事作成の需要が復活しそうな
雰囲気が出てきたので
注意喚起の意味を込めて
記事を作成することにしました。
僕はChatGPTのような便利が
技術が登城することには前向きで
歓迎すべきことだと思います。
ここ最近のインターネットは
革新的な技術があまりなかったので
こういった刺激的なものが出てくると
さらに進化しよくなるでしょうからね。
ただし、
便利な道具は使いようなので
使い方を間違えると大けがをする
ことも忘れてはいけません。
自動記事作成ツールとはどんなものか?
まずはじめに自動記事作成ツールとは
どんなものかについてお伝えします。
といっても名前からどんなものかは
想像が付くかも知れませんね。
名前が示すように文章を
自動的に生成してくれるツールになります。
かつてはこの自動記事作成ツールを使ったブログ運営が非常に幅広く行われていました。
僕自身もその時代を経験しており自動記事作成ツールにお金を払い購入して使っていた身です。
最近のブログ運営では「記事の質」が
重要視されていましたが
かつては「質より量」という
状況にあったからですね。
いまらか10年くらい前は
SNSやYouTubeがビジネスに
活用される場面はほとんどなく
ネットビジネスの中心はブログでした。
そしてブログへの集客(アクセス集め)は
Google検索がメインだったのですね。
Google検索を利用している人を
たくさんブログに呼び込むには
SEO対策というものをして
検索利用者がアクセスしやすい
状況を作らないといけません。
こちらの記事でも説明していますが
Google検索結果というのは
Googleのルールに従って順位が決まり
上から順に並んで表示されます。
つまりランダムで表示されているわけではなく
Google検索の基準で
- 答えがある
- 価値がある
- 有益な情報がある
といったものを加点や限定をして
選別して出しているのです。
要するに検索して一番上に出てくるものはGoogle検索が「最も価値があるページ」と判断したウェブサイトとなっています。
それで、この判定基準ですが
自動記事作成ツールが盛り上がっていた
時代には「質の判断」に甘い部分があり
量で判断していたところがあるのです。
Google検索は
「たくさん情報がある=質が高いウェブサイト」
と判断する仕組みになっていたのですね。
そのため自動記事作成ツールのように
ボタンを1クリックすれば1000記事が
数秒で生成されるようなツールが
非常に重宝され幅広く使われました。
自動記事作成ツールを使い情報量を
水増しすることで次のようなことが
できていました。
たとえば「5kg痩せる方法」という情報発信をするとしましょう。
当然このテーマで質の高い
ブログを運営するとしたら
5kg痩せる方法について
詳しく書かれているものになります。
1日の運動量や摂取カロリーなど
ダイエットに関する情報を
たくさん盛り込んで具体的に
どう5kg痩せるかを明確にして
情報発信することが求められます。
しかし10年くらい前は
そういった「質」を判断する方法として
Googleは「情報量」に重きを置いて
みていた部分があります。
そのためブログのトップページなどに
「このサプリメントンを飲めばOK」
といってアフィリエイトリンクを
含めた記事を作成して、
自動記事作成ツールを使って生成した何千のSEO対策用の水増し記事をブログに投稿しておけば「記事が1000もあるから質が高い」と判断して上位表示できたわけです。
いうまでもありませんが
サプリメントを飲んでいるだけで
体重が痩せるなんて都合のよい話は
ありません。
そんな方法があればもはや
誰もがダイエットに苦労しないでしょう。
つまり「このサプリメントンを飲めばOK」
みたいな情報は本来価値のない情報で
Google検索は上位に出さないはず。
しかし自動記事作成ツールを使い
Google検索の抜け穴をついて
誤魔化す対策をすれば
価値ある情報と誤認させることが
できてしまったわけです。
このようにGoogle検索の
抜け穴を突いて上位表示を
目指す方法をブラックハットSEO対策と
呼んだりします。
自動記事作成ツールとはまさにブラックハットSEO対策を手早くするための補助ツールでした。
ちなみにGoogleはこの10年間で
こうしたGoogle検索利用者を
騙すような行為をしている
ウェブサイトを見抜く技術を
確立することに力をいれてきました。
Google 検索は、オープンウェブで有益な情報を見つけるのに便利なツールですが、残念なことに、すべてのウェブページが善意で作成されているわけではありません。ユーザーを騙す意図が明確に見て取れるページは少なくありません。そして、これらに日々立ち向かうのも私たちの仕事です。ユーザーの安全を確保し、有害なコンテンツや悪意のある行動から検索エクスペリエンスを保護するために、Google 検索は、2020 年も数多くのイノベーションに取り組んできました。
出典:2020 年の Google の検索スパム対策 Google 検索セントラル ブログ Google Developers
https://developers.google.com/search/blog/2021/04/how-we-fought-search-spam-2020?hl=ja
2020年以降は自動記事作成ツールを
使った誤魔化しは通用しなくなっています。
ただ、ChatGPTが質の高い記事を
自動生成するようなったので
これをGoogleがどう判断するか
再び注目が集まりそうです。
自動記事作成ツールの仕組み
では自動記事作成ツールは
どういった仕組みで
自動的に文章を生成する
仕組みになっているのか?
自動記事作成ツールの仕組みに
ついても触れておきましょう。
インターネット上にある情報を転載(RSS系)
初期の頃に出まわっていた
自動記事作成ツールは
このタイプが多かったですね。
すでにインターネット上にある
記事情報を収集してきて
自動生成するというものです。
ブログにはRSSという仕組みがあり
最新の記事が投稿されると
それを通知する機能があります。
このRSSをツールに設定しておくと
記事が更新された段階で
ツールがすぐにそのブログ記事の
情報を収集にいきます。
そして投稿された記事をもとに
自動的に記事を生成するという
仕組みになっていました。
ただ、
このタイプの自動記事作成ツールは
すぐに姿を消していくことになります。
というのもやっていることは
記事の盗用なのでトラブルに
発展することになるからです。
このRSSを利用した自動記事作成ツールが
広まったことによって記事を盗用されていないか
チェックするツールが登場することになってきました。
つまりRSS系の自動記事作成ツールは
使っていると運営者同士のトラブルに
発展する危険性があったのですね。
さらにGoogle検索もこのツールの
広まりによって盗作コンテンツが
大量に出まわることを認識して
対策をするようになりました。
RSS系の自動記事作成ツールは
Google検索側の対策によって
情報量としてカウントされなくなり
まったく水増し効果がなくなって
消えていくことになったのです。
ちなみにChatGPTはRSS系に近い自動記事作成ツールといえるでしょう。
あとでも紹介しますが
生成された文章はブログなどで
呼んだことのある記事とそっくりな
内容となっていました。
ですからChatGPTを使った
自動生成記事はあまり
効果がないような感じはしてますが。
情報発信元の運営者と
盗作を巡ってトラブルになる
としか思えません。
テンプレート文章を並び替えてキーワード挿入
RSS系の自動記事作成ツールが
まったく使えなくなったあと
出てきたのがテンプレート文書を
並び替えてキーワードを挿入する
タイプの自動記事作成ツール。
こちらはRSSで情報収集するのではなく
あらかじめツール内に当たり障りのない
文章が用意されており、
それを並び替えることで似ているようで
違う文章を大量に生成するものでした。
そしてこのテンプレート文章には
キーワードを挿入する部分が用意されており
そこに指定したキーワードを入れることが
できるようになっています。
たまには遠出もいいかなと思った際は、【キーワード】を利用することが一番多いのですが、【キーワード】が下がっているのもあってか、【キーワード】を利用する人がいつにもまして増えています。【キーワード】は、いかにも遠出らしい気がしますし、【キーワード】だったら気分転換にもなり一石二鳥ではないでしょうか。【キーワード】もおいしくて話もはずみますし、【キーワード】ファンという方にもおすすめです。【キーワード】も個人的には心惹かれますが、【キーワード】も変わらぬ人気です。【キーワード】は何度行っても同じことがないので楽しいと思います。
所有している某自動記事作成ツール例
自動記事作成ツールは
主語のような名詞の入る部分が
穴抜きとなっており、
指定したキーワードが穴抜き部分に入ることで
文章を自動作成する仕組みになっています。
ここでは例として「紅茶」というキーワードで上位表示させるとして穴抜き部分に「紅茶」を含めた記事を自動作成してみることにしましょう。
たまには遠出もいいかなと思った際は、紅茶を利用することが一番多いのですが、紅茶が下がっているのもあってか、紅茶を利用する人がいつにもまして増えています。紅茶は、いかにも遠出らしい気がしますし、紅茶だったら気分転換にもなり一石二鳥ではないでしょうか。紅茶もおいしくて話もはずみますし、紅茶ファンという方にもおすすめです。紅茶も個人的には心惹かれますが、紅茶も変わらぬ人気です。紅茶は何度行っても同じことがないので楽しいと思います。
所有している某自動記事作成ツール例
このような文章が自動生成される
ことになります。
文法的には正しいので
読めなくはないですが
違和感を覚える文章ですよね。
ちなみにGoogle検索は文法などをみて正しい情報発信ができているかどうか判断する仕組みもあったようでこういった違和感のある文章でも「質が高い」と判断していました。
さらに並び替えの機能も用意されており
次のような文章を生成することも可能。
紅茶も個人的には心惹かれますが、紅茶も変わらぬ人気です。たまには遠出もいいかなと思った際は、紅茶を利用することが一番多いのですが、紅茶が下がっているのもあってか、紅茶を利用する人がいつにもまして増えています。紅茶は何度行っても同じことがないので楽しいと思います。紅茶は、いかにも遠出らしい気がしますし、紅茶だったら気分転換にもなり一石二鳥ではないでしょうか。紅茶もおいしくて話もはずみますし、紅茶ファンという方にもおすすめです。
所有している某自動記事作成ツール例
先ほどの文章を並び替えただけですが
まったく違う文章になった感じがありますよね。
こういった具合に設定する
キーワードと並び替えを駆使して
オリジナル文章っぽいものを
無限に生成することができたのです。
ただ、こちらについても後に
対策されることになります。
無関係なキーワード
「キーワードの乱用」とは、Google の検索結果でのサイトのランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことです。キーワードの乱用では、(自然な文章としてではなく)リストやグループの形式を使ったり、関連性のない場所でキーワードが記載されたりする傾向があります。ページにキーワードや数字を詰め込むと、ユーザー エクスペリエンスが低下し、サイトのランキングに悪影響が及ぶ可能性もあります。文脈に合ったキーワードを適切に使用した、情報に富んだ有用なコンテンツを作成することに焦点を合わせてサイトを運営してください。
キーワードの乱用の例としては、次のようなものが挙げられます。
実質的な付加価値のない電話番号の羅列。
ウェブページが特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位に掲載されるようにするために市町村名や都道府県名を羅列したテキストのブロック。
同じ単語や語句を不自然に感じられるほどに繰り返すこと。例:
出典:キーワードスタッフィング(詰め込み) | Google検索セントラル
当店では、カスタムメイド葉巻ケースを販売しています。当店のカスタムメイド葉巻ケースは手作りです。カスタムメイド葉巻ケースの購入をお考えでしたら、当店のカスタムメイド葉巻ケース担当者まで custom.cigar.humidors@example.com 宛てにお問い合わせください。
https://developers.google.com/search/docs/advanced/guidelines/irrelevant-keywords?hl=ja%2F
先ほどの例では不自然なほど
「紅茶」というキーワードが
含まれた文章になっていました。
このようにキーワードを
詰め込んだ文章はNGであると
Googleは公式発表しているわけです。
つまり現在はキーワードの詰め込みによるブラックハットSEO対策は見抜く技術が確立されており使えなくなっていきました。
なぜ自動記事作成ツールは使っていけないのか?
ここからは記事の本題である
なぜ自動記事作成ツールを
使っていけないのかについて
解説していきます。
僕が考えている使ってはいけない
理由は次の3つです。
ではそれぞれ解説していきましょう。
【その1】スキルアップにならない
自動記事作成ツールを使っていけない理由として一番大きいのがスキルアップにならないこと。
こちらの記事でも解説しているように
ビジネスをするうえで知識やスキルは
必須といっても過言ではありません。
実際に医者や弁護士といった
高い知識やスキルを必要とする
職業の人は収入が高い傾向にありますね。
僕も知識やスキルと収入は
比例するところがあると
考えているわけです。
そして僕はネットビジネスを
かれこれ10年やってきて
知識やスキルを磨く重要性を
イヤというほどみてきました。
初期の頃の僕はノウハウコレクターでした。
ビジネスに対する知識が
まったくなかったことから
インターネット上に出まわる
「ラクに稼げる」という情報に
踊らされていたのです。
- 1日5分のスマートフォン操作だけで30万円稼げる
- パソコンを使いクリックするだけで毎日100万円稼げる
- 再現性100%で知識も努力も不要なビジネス
こういった有料教材やツールが
大量に出まわっていたので
これらを手にしたらラクに稼げると
思って100万円以上使ってきました。
そのなかにはこの記事で扱っている
自動記事作成ツールもありました。
ブログ運営をしていると
記事をコツコツ増やす必要があり
面倒に思うこともあります。
そんなときに自動記事作成ツールは数秒で1000記事くらい出してくれるので手間なくブログ記事を増やせるのです。
そんなところに魅力を感じて
こうしたラクできるツールに
お金を投じてきました。
しかし、どれだけお金を払っても
ラクに稼げるという方法に出会うことが
なかったのですね。
そして悟りました。
ラクに稼げる方法はないと。
このように悟ってからは
自分なりにビジネスを勉強して
実践してスキルを身に付けて
お金を稼ぐようになっていきました。
これで実際に稼げるようになったので
知識やスキルなくしてお金を稼ぐことは
できないと知ったのです。
自動記事作成ツールは魅力的ですが
自分のスキルアップになりません。
スキルアップすることができなければ
いつまでたってもお金を自分で稼ぐことが
できないままとなります。
【その2】スパム行為と扱われる
自動記事作成ツールで生成した記事を投稿し続けるとスパム扱いされて検索結果に出なくなる可能性が出てきます。
ブログへの集客方法はSNSや
YouTubeを連携させる方法もありますが
やはり主流となるのはGoogle検索。
そのGoogle検索から
スパムサイト扱いされると
検索結果にまったく出ない
状況になってくるのです。
そうなれば当然ながら集客できなくなるので
もはやデメリットでしかありません。
そしてスパム行為を疑われると
非常に怖いことが起こります。
その怖いことというのはGoogleからのペナルティです。
実は僕は過去にGoogleから
スパム行為をしているという
疑いをかけられペナルティを
受けたことがあるのです。
ある日、突然このような
メッセージがGoogleから
送信されてきました。
手動によるスパム対策を施したと…
この手動によるスパム対策により
僕のブログはGoogle検索に出なくなり
アクセスが激減することになりました。
このようにアクセスが激減したのですね。
ビジネスは集客からスタートするので
集客ができなくなってはどうしようも
なくなります。
僕はSNSをメインとした
情報発信はあまりおすすめしていません。
というのもSNSはアカウントを開設したうえで
情報発信をしていくことになります。
そしてアカウント開設には
利用規約があり同意した
運営をすることになるわけです。
そしてもし規約に違反をしたら
運営者のサジ加減ひとつで
アカウントが削除されます。
※いわゆる垢バン
この垢バンを受けたら
それまで発信してきた情報はもちろん
集めてきたフォロワーも全部失い
完全にゼロの状態に戻るのです。
情報発信ビジネスは積み上げが重要になってくるのでゼロベースに戻ることは、なんとしでも避けないといけません。
この削除リスクがあるので
SNSをメインとした情報発信は
おすすめしていないので。
その点、有料WordPressブログを
使った情報発信では一方的な
アカウント削除は避けられるので
安全かつ安定した情報発信が
実現できます。
そのため僕はブログを使った情報発信を
オススメしているわけですが
このGoogleのペナルティは
SNSの垢バン相当の大問題なのです。
Googleからのペナルティは
致命傷になるレベルのことなので
絶対に避けないといけないこと。
自動記事作成ツールを使うということは
自分からリスクを増やす行為に他ならないので
使うべきではないと思っている次第。
【その3】有益な情報発信にならない
Googleは2022年12月に
新しい価値判断の基準を公表しました。
こちらの記事でも触れていますがもともとGoogleは「E-E-A-T」に合致する情報発信をしている情報源を高く評価するとしていたのです。
このE-E-A-Tとは
- Experience(経験)
- Expertise(専門性があること)
- Authoritativeness (権威があること)
- TrustWorthiness (信頼できること)
というものでした。
もともとは最初のExperience(経験)が
なく「E-A-T」だったのですが、
ChatGPTが登場した1ヶ月後の
2022年12月に修正され
Experience(経験)が加わり
「E-E-A-T」になったのです。
これで自動記事作成ツールを
使った記事作成は非常に
リスキーであることになりました。
僕は情報発信をするときに
自分の体験談や経験談を含めて
伝えるようにするようお願いしています。
というのも体験談や経験談というのは
オリジナル情報になりやすいからです。
経験や体験をしていることは
必ず自分なりの感想や意見などが
出てくるものですよね。
つまり体験談や経験談を情報発信すれば意見や感想が自然と入りオリジナルな情報発信になりやすいのです。
もちろん同じ経験や体験をしている人は
世の中にはたくさんいるはずなので
完全なオリジナルにはならないかもしれません。
ですが同じ経験をしていても
意見や感想は違ったものになるはず。
たとえば詐欺にあって大金を取られた
という経験をしたとしましょう。
このとき後ろ向きな人は「騙された」と
落ち込んでズルズルと引きずって暗い
生活をすることになるはず。
しかし前向きに考えられる人は
「高い勉強代だった」と前向きに考え
次また同じ失敗をしない教訓と捉えるでしょう。
このように同じ体験をしていながらも
考え方レベルまでみると違ったものに
なっているわけです。
そのため情報発信のオリジナルティが
出しやすくなります。
Googleは昔から多種多様な意見を
求めており検索結果に出したいと
考えているとされていました。
Experience(経験)が加わり
「E-E-A-T」に修正したのも
多種多様性を求めた結果でしょう。
ですが自動記事作成ツールを
使った文章はどうでしょうか?
自動記事作成ツールには
当然ながら自分の体験談や経験談は
まったく含まれません。
自分で加筆修正をしない限りまったく体験談や経験談のない記事を投稿することになるのです。
これはもはやGoogle検索としてはまったく評価するに値しない記事となってしまい無駄になるでしょう。
ちなみに
ChatGPTが登場したのが2022年11月で
「E-E-A-T」が発表されたのが
2022年12月なのでそういうことでしょうね。
ChatGPTを利用した記事が乱立することを
いち早く察知して「E-E-A-T」を打ち出した
と推測できます。
「E-E-A-T」はChatGPTと意識した
対策とみても差し支えないはず。
【ChatGPT】や【Bard】を活用した自動記事作成の話が増える可能性があるが非推奨は変わらず
自動記事作成ツールは
Googleの対策によって
ほとんど使えない状態になり
使っている人はほとんどいない
状況といっても過言ではありません。
ですが冒頭部分から触れているChatGPTの登場によって流れが変わろうとしています。
再び自動記事作成ツールに注目が集まる可能性があるのですね。
さらにChatGPTの躍進をみて
Googleが開発している同様のツール
「Bard」が突如2023年2月に
発表されることになりました。
ChatGPTはMicrosoft社が
1兆円以上の支援をすると
発表して話題になったばかり。
Microsoft社はGoogleと同じく
検索エンジン「Bing」の提供をしており
検索エンジンジャンルではライバル関係です。
そんなMicrosoft社が次世代型の
情報検索であるChatGPTに
1兆円以上投入して検索エンジンである
「Bing」のテコ入れを図ろうと
しているわけです。
おそらくそれに危機感を感じたのかGoogleは突如「Bard」を発表してきたわけです。
これによりChatGPTのような
AIと対話しながら情報を得る方法が
さらに早く進化する可能性が高まりました。
ITジャンルの巨頭2社が
競争することになるわけですからね。
現時点でChatGPTの文章の
自動生成精度は次のようになっています。
ためしにChatGPTに対して「おすすめの副業を教えて」と打ち込み送信してみました。
すると次のように回答が返ってくることになったのです。
おすすめの副業を教えて
副業としておすすめの仕事は、あなたのスキル、興味、時間、そして経験に基づいて異なりますが、以下のいくつかの選択肢をご紹介します。
- オンライン講師 オンライン講師として、英語、プログラミング、デザイン、音楽、ダンスなどの専門知識を生かし、スキルを教えることができます。オンラインプラットフォームを通じて、生徒とビデオチャットを行い、レッスンを提供することができます。
- フリーランスライター フリーランスライターとして、ブログ記事、ニュース記事、広告コピー、メールニュースレター、ウェブコンテンツなどを作成することができます。クライアントからの指示に従って記事を書くだけでなく、独自のアイデアを提供することもできます。
- ウェブサイトの制作 ウェブサイトの制作には、ウェブデザイナー、ウェブデベロッパー、SEOスペシャリスト、コンテンツライターなど、さまざまな役割があります。あなたのスキルに基づいて、ウェブサイト制作における自分の役割を見つけることができます。
- データ入力およびオンラインアシスタント オンラインアシスタントとして、スプレッドシート、データベース、カレンダーの管理、スケジュール調整、メールの管理、顧客対応などのタスクを引き受けることができます。
- フリーランスのグラフィックデザイナー フリーランスのグラフィックデザイナーとして、ロゴ、ポスター、ウェブバナー、パンフレット、パッケージデザインなどのクライアントからの依頼に応じたデザイン作成を行うことができます。
以上のような副業は、スキル、興味、時間、そして経験に応じて選ぶことができます。自分に合った仕事を見つけて、余暇を利用して収入を増やすことができます。
出典:https://openai.com/blog/chatgpt
当たり障りのない回答だなと思ったわけですが、これは人間が書いた文章ではなくAIが書いた文章となれば話は別。
このレベルの文章が自動生成される状況になっているわけですね。
これなら人間が読んでも違和感を
覚えることがないので、
ChatGPTで文章を自動生成させて
ブログ運営する手法が流行るような
気がしてなりません。
というよりも
副業案件ではすでにChatGPTを
扱ったものが出てきているので
間違いなく増えるでしょう。
そしてさらにGoogleが「Bard」を投入してきたらさらに文章の精度が高まり、自動記事作成ツールを使った稼ぎ方が息を吹き返すような気がしてならないです。
ただ、先ほども触れたように
Google検索は「E-E-A-T」を
重視しており、
「経験」を盛り込んだ情報発信を
情報発信者に求めています。
いくらChatGPTやBardが
進化したとしても
体験談や経験談を含めた
文章を生成することはできません。
そのためこれらのツールが
進化したとしてもブログ記事として
使うにはリスクがあるのは
変わらないと僕は考えています。
ちなみに上記で紹介している
生成された文章ですが、
Google検索結果で上位に出てくる
記事とよく似ています。
おそらく情報源は
Google検索結果でしょう。
※Microsoftが支援しているのでBingかもしれませんが
ChatGPTはオリジナル文章を
作成するとしていますが、
やはり情報源はインターネット上にある
情報になっているはず。
「自動記事作成ツールの仕組み」
パートでも触れていますが、
情報発信者と盗作を巡って
トラブルになる
可能性は否定できません。
そう考えると安易に使うのは
リスクがあるでしょうね。
ただし、便利なツールであることは
間違いないので記事作成ではなく
ネタ探しなど別の使い方で
活かすのは大いにありです。
すでにやっている人もチラホラでてきていますので。
道具は使いようです!
自動記事作成ツール復活で情報発信は【より「E-E-A-T」を意識していく】ことが求められる(最後に)
ブログ運営において
記事を作成するというのは
労力がかかることです。
そのため自動記事作成ツールのように
一瞬で記事が作成されて
手間をかけることなく
ブログ運営できるツールがあれば
魅力的でしょう。
僕自身も過去に自動記事作成ツールを使っていたのでそういう考えはよくわかります。
ですが自動記事作成ツールを使っていてもスキルアップになりませんしオリジナル情報の発信は難しいです。
繰り返しになりますが
Googleは2022年12月に
新しい基準として「E-E-A-T」を
発表しました。
Experience(経験)が加わり
「E-E-A-T」になったのです。
これがあくまでGoogle社の方針ですが
情報発信は「Experience(経験)」を
重視した方向になっていくことは
間違いないでしょう。
当たり障りのない情報であれば、わざわざSNSやブログやYouTubeで調べなくてもChatGPTやBardに聞けば回答してくれるようになっていきますからね。
もしChatGPTやBardと
共存しながら情報発信をしていくには
AIにできない体験談や経験談を
盛り込んだ情報発信をしない限り
差別化にならないでしょう。
ChatGPTやBardがどんなに
進化したとしても経験談や体験談を
語ることはできません。
もしChatGPTやBardで
生成した記事を投稿して
ブログ運営をしたとしても、
「E-E-A-T」に当てはまりませんから
価値のない情報と判断されるのは
間違いないことです。
これでは情報発信ビジネスになりません。
ビジネスの本質は価値提供にありますからね。
価値のない情報をいくら発信しても
お金を払う人が出なければゼロです。
今後ChatGPTやBardを活用した
稼ぎ方が次々と出てくると思いますが
個人的には安易に飛びつくのは
危険かなと思っている次第。
知識やスキルを身に付けて
体験談や経験談を含めたオリジナル文章で
情報発信することはこれまでと変わりません。